購入してみて手持ちのsurface pro5で使用してみました。

普段絵を描く習慣が無い人間なので、

OS標準の描画ソフトだからという理由で

「ペイント」

ソフトを使って試し書きをしました。

ペンの追従性などは良かったのですが、

「消しゴム機能が消しゴムとして使えない」

というトラブルに遭遇してサポートに連絡しました。


以下、サポートからの返答です。 (以上、と書くまで)


「ペイント」のソフトウェアは消しゴム機能に対応していないため、直接消しゴムを使用しても描画として認識されます。 消しゴムを使用する場合は、「ペイント」の消しゴムボタンを手動でクリックする必要があります。 これはペンの問題ではなくソフトウェアの問題で、マイクロソフト純正のペンでもプリントソフトの消しゴムは使えません。 ご理解を賜りますようお願い申し上げます。 M2の先端にある消しゴムボタンは、(a.公式のお絵かき掲示板-ホワイトボード b.直接スクリーンショット c.onenoteなどのサードパーティ製ソフトウェア)において問題なく動作することを検証しています。


以上


この様に返答頂きました。

「なるほど。そうだったのか。」

という事で合点がいきました。


私の様に普段絵を描かない人間は、

まず第一に試し書きをする候補が、

OS標準の「ペイント」になると思いますので、

誤解を防ぐ為に頂いた回答を投稿しておきます。



2022年7月16日追記

(評価 3→2→3→5と推移しての最高評価です)


再配達して貰って、使用感を確認しました。

前回と比較する為にダメな事を承知で、まず

「ペイント」

を使ってみた所、全く同じ挙動でした。


次にMetapenのサポートから回答頂いた、

「ワンノート」

を使ってペンを使用してみました。

消しゴムが消しゴムとして、しっかり機能しました。

消しゴムといっても当たった所を部分的に消すという訳ではなく、

「一本の線を書いたら、消しゴム機能は一本の線を消す」

という形で消しゴムが作用します。

これはMicrosoft純正ペンでもそうだったので、

「スタイラスペンの消しゴム機能とはそういうものだ」

という認識で大丈夫だと思います。


二転三転評価が変わった、

僕にとって珍しい体験をした商品でした。

「サポートの迅速性」

は正直個人的にイマイチでしたが、

「サポートの気遣いや対応」

は適切だったと認識しています。


1番最初に書いた通り、

ペンの追従性や書き心地は大変良いと思うので、

この値段でこれだけの性能の物が手に入るのはオススメです。


対応機器を持っていて、

手頃で良質なペンをお求めの方は、

是非購入してみて下さい。




2022年7月27日追記
「折角ペンも買ったし、何かお絵描きするかー!」
とOneNote以外のアプリを使ってみました。
使ってみたのは
「CLIP STUDIO PAINT」
のソフトウェアです。

試用版で本日只今使ってみたのですが、
「筆圧の調整」
が行われて線の強弱がしっかり表現された上で、
「消しゴム機能が、ちゃんと消したい部分(ポイント)だけ発動する」
事を確認しました。(OneNoteは線を一括で消していた)

まとめると
OS標準の「ペイント」ソフト
→消しゴムがペンとして認識される

OneNote
→消しゴムが一つ手前の描画をデリートする

クリップスタジオペイント
→消しゴムが消しゴムとして、点で作用する

ソフトウェアの使用環境下の違いにより、
全く使用感が異なる事を知れたことは驚きでした。

以前のレビュー記事で、
「線そのものを消してしまう」
のはOneNoteのソフトウェアだったからで、
使用環境を整えれば素晴らしいパフォーマンスを発揮します。

Metapenのサポートの人が、
「それはペンの問題ではなく、ソフトウェアの問題です。ご了承下さい」
と回答していたのを思い返しました。
確かにペンには問題が無く、
素晴らしいクオリティだという事が判明したので、
「なんかイマイチな反応をしてるな」
と思った人は、
「パソコンのスペックや、使用しているソフトウェアの問題」
を意識されると良いかも知れません。

とはいえ、あくまで僕は
「下手の横好きで、お絵かきでも楽しむか!」
という程度の人間なので、
プロが使う事を考えた時はワコムのタブレットとかの方が良いのかも知れません。

ですが、逆説的に言えば、
「余程凄い描画力で絵を描く、プロ漫画家やイラストレーターではないならば、ほぼ間違いないレベルで満足出来る商品」
であるように私は感じました。
プロを除外しているのは、私がプロの水準を知らないからというだけの理由です。
なので、プロであっても満足するレベルかも知れません。

純正ペンほど高くなくて、
手頃なスタイラスペンを探している方に、
非常にオススメな商品です。

唯一の懸念は、
「ペン先の替えが一つ付随してるけど、
 それまで使い切ってしまったら、
 どうするのか?」
というのが疑問ですが、
そこまで使い切れる水準なら、
もう一度買い直して良いクオリティだとも思うので、
少し複雑な心境です。

ペン先の交換セットも販売していれば、
毎日ペンを滅茶苦茶使う人にとって、
安心して使えると思うので、
是非ともMetapenには検討してほしいです。


2022年12月9日追記
メタペンの替芯ペン先が販売されたみたいなので、紹介しときます。