今日は朝から雪がちらつく予報で、一段と冷え込みましたね。
施設へお越しになる利用者様も、心なしか身が縮こまっている様子でした。
だからこそ、今日のシニアヨガクラスでは、身体を温めること、つまり「体熱産生」を促すことを最優先の目的としました。
インスタグラムでも触れましたが、このデイサービスの時間は、ただリハビリをするだけでなく、
「デイサービスに来るのが楽しみ——そんな時間は、孤独感がそっと解き放たれる大切な場」
でなければならないと、いつも感じています。
心も身体も温まり、また来たいと思える時間を提供することが、私達の使命です。
私がこの場で大切にしているのが、「自分でできるケア」の習慣化です。
規則性のない在宅での生活に戻られた後も、ご自身で不調を整える術を知っていてほしい。
そのために、ヨガは敢えて15分間という限られた時間で行います。
これは、ご自宅でも無理なく続けられる集中力と負荷のバランスを考慮した、専門的な選択です。
今日のテーマである体熱産生を効率よく行うため、重点的にアプローチしたのは肩甲骨周りです。
背中には、熱を生み出すとされる褐色脂肪細胞が多く存在します。ここをストレッチで大きく動かし、血流を促すことで、身体の内側からポカポカと温めることを狙いました。
クラス後、「温まったよ」という声もあれば、そうでない方もいらっしゃいます。でも、それでいい!んです。
大切なのは、誰かに言われたからではなく、「ちょっとやってみよう」と自ら体を動かそうと決めたこと。
その自発的な一歩が、筋肉を動かし、血流を促し、そして何より心も動かし始めるのです。
「体も心も動かなければ、冷たいまま」になってしまいます。
私が体巡りのヨガを続けているのは、身体的な巡りだけを目的としているわけではありません。
利用者様が、冷たさを感じているご自身の体と心に、自分で手を差し伸べ、「少しでもやってみよう」と自立した気持ちが生まれることを願っているからです。
クラス中、時折聞こえる「きつかった」という正直な声。
この言葉は、私にとっては最高の拍手です。
それは、利用者様がご自身の限界と向き合い、最後まで一生懸命に動ききった証だからです。その頑張りに心から拍手を送ります。
そして、今日のクラスのもう一つの工夫は、「手話」指もじを取り入れたことです。
私の名前を表す「キツネ・三・四」の指の形を皆さんと一緒に行いました。一見、ヨガとは関係ないように見えますが、実は深い狙いがあります。
細やかな指の巧緻性(こうちせい)を刺激することは、脳の広範囲に働きかけ、認知機能の維持・向上に直結します。
慣れない動きに戸惑いつつも、私の声に耳を傾けてくださり、試行錯誤しながら動かす細やかな指の動きは、とても優秀でした。
「できるって嬉しい!」
この達成感こそが、次に繋がる最高の原動力だと確信しています。
今日も、ご一緒にかけがえのない時間を過ごさせていただき、心より感謝申し上げます。
寒さに負けず、また次回もご一緒に、心身ともにふっと緩む、巡りの刻をつくりましょう。
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シニア椅子ヨガインストラクター Kimiyo🌳
