令和6年5月

(記憶を辿り書いてます)


その瞬間はいきなり訪れた


純次が今日退院するらしいポーン


あれだけアンテナ張り巡らせてる僕の情報網(ただの盗み聞き)をかいくぐり不意を突かれた形だ煽り煽り煽り


朝の検温時に看護師さんと純次の会話のやり取りで判明したのだった! 

(なんか大袈裟だな純次が退院する  

だけだろ)


サヨ〜ナラ〜

えーんえーんグラサン      さいなら純次

↑  ↑   ↑   戻ってくんな         元気でな

僕  モラ  純次   


これでモラルおじさんも苛立ちから開放され穏やかな入院生活を送れることだろう口笛口笛口笛


いや、いちばん安堵しているのは僕かもしれないニヤニヤ


純次のペースに振り回された感はあるけどそんな事含めての大部屋の入院生活だと思う


 とにかく純次

      退院おめでとう㊗

(純次退院の朝、雨があがり虹が)

実は僕も近々退院予定です
初回1月16日から6クール、約4ヶ月の抗がん剤治療でした

6回に渡る治療入院、長いかったような短かったような…
退院時のPSAは抗がん剤とホルモン治療で0.011まで抑えられてますが、本当の闘病は今からだと思っています

しかも終わりがない闘病です

PSA286、広範囲な骨転移、リンパ節転移、GS10、余命中央値3〜5年、ステージIVという絶望的な診断結果。

1クール入院当時は死ぬ事しか考えてなかった自分が「闘病」と言う言葉を使ってる、癌と闘う気持ちになれてる事は凄い進歩だと思っています

死ぬ気になれば何でも出来る!

今から先は儲けもんの人生たい!

体続く限り仕事もがんばろう!