令和6年5月
(記憶を辿り書いてます)
朝から病室内に緊張した空気が漂っている
と云うのも、前に紹介した入院患者の高田純次(仮名 以下純次)が色々とやらかすのである
(純次は廊下をパタパタ歩く)
前々日、私もドセタキセル点滴無事終わり純次も何らかの処置(抗癌剤点滴)を受けていた
私より長く数時間点滴したままみたいである
どうもタブレットかなんかで動画鑑賞してるみたいで本人の笑い声が聞こえる(普通に自宅でTV観てるレベル)
しかもイヤホンの接続が悪いのかしらんが音声が途切れ途切れ漏れる(結構な音量💦)
純次は部屋で携帯電話もする、術後で動けないなら仕方ない、しかし純次は普通に歩ける
純次はスリッパで歩く(病棟内はスリッパ厳禁である)
スリッパでパタパタ音をたてて歩く
別にそれら案件に関して私は何も思わないし、大部屋だし仕方ないと思ってる
だがしかし…それを許さないモラルに厳しい男が隣のベッドにいた!
そう、前に医師に食ってかかった男である(以下 モラルおじさん)
モラルおじさんがある朝の検温時、看護師さんに小さな声で訴えていた
得意の盗み聞きしたら内容的に上記の苦情である
次第に病室の空気が悪くなってきてるのに純次はノーテンキである
朝から看護師さんにしょうもない冗談とかスッ飛ばして1人で笑っている(そしてスベる)
モラルおじさんのモラルを超越する純次の行動、モラルおじさんの怒りがカーテン越しにヒシヒシと伝わってくるのがわかる、私には
(純次は何もわかっちゃいない)
退院するまで何事も起こらなきゃいいけど