行ってきました!
第247回市民狂言会 夏のお愉しみ版。
夏休みという事で子供さんや学生さんも多く、びっしりと席は埋まっていました。
で、千五郎さんの解説がありましたが、これは夏休み特別版のみだそうです。
(ワタクシの記憶違いでしょうか? 千之丞さんは毎回解説があった様な・・・・
幾久しく開催されていない、さざなみ狂言会と混同しているかもしれません。)
演目は、鉄板と言える、「棒縛」の他、解りやすく面白いものばかりで楽しめました。
が・・・
拍手のタイミングが早すぎるような気がしてなりません。
橋掛りに入る前からの拍手なんです。
ワタクシはいつも、橋掛りから揚幕の中に入るまでが演目だと思っているので
最終演者が入幕されてから拍手します。
棒縛の最後は主人が、舞台から橋掛りの所を「やるまいぞ、やるまいぞ。」と
セリフを言いながら入幕されますが、そのやるまいぞが拍手が邪魔で聞こえません。
同様に、「鶏婿」も、婿が舞台から橋掛りに行くところで、
余計な拍手があり、その後の地謡が聞こえず、です。
この地謡の文言も面白いのですが、面白さが半減です。
早すぎる拍手のタイミングにより、していましたが、能のプログラムにも
注意書きとして、
「拍手はシテ入幕後にお願い出来れば幸甚でございます。」と、
わざわざ記入してありました。
観る人を選ぶ能でも(言葉に語弊があるかもしれませんが、好きな方という意味です。)
早すぎる拍手のタイミングに辟易されているのでしょうか?
そんな堅苦しい事を言わず、笑って楽しめればそれでいいのではないか?
というご意見もありましょうが、偏屈なワタクシは敢えて述べさせて頂きます。
「止めてくれ~!そんなところで拍手をしたら、やるまいぞが聞こえないぞ~!」
です。