七夕の時期は夕方になると、道端にそっと
月見草が咲いているのを見ることが出来ます。
まるで、お月様の様な優しい黄色の月見草を
ついつい探してしまうのは、
小さい頃に、父が月見草を見つけて
私に教えてくれたからだと思います。
私は幼い頃から、何故かお月様が好きで、
特に三日月が大好き過ぎて、父に
「パパ、あのお月様取って!ネックレスにするから」
と駄々をこねた事がありました。
父は困った顔で
「あのお月様は、小さくてネックレスに出来そうに見えるけれど、
本当はとても大きくて、パパにも取ることはできないよ。」
と説明してくれたのに、とてもガッカリして
父にふてくされたのを覚えています。
でも、父はその後 月好きな私に、
月見草の存在を教えてくれました。
月の出ている間だけ咲いている、
触れるお月様を優しく教えてくれた父を
今でも月見草を見ると懐かしく思い出します。
きみのまま保育園 園長 水谷貴子
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