今回読んだのは、
『狭い家でも「ゆとりある暮らし」は仕組みが9割
――55㎡賃貸に家族6人。ホント、狭い!でも、快適!』
ちょっとサブタイトルは長めなんですが、
55平米で家族6人
と聞くと、
正直かなり大変そうだなと思います。
普通に考えると、
かなり厳しい空間ですよね。
けれどこの本では、
著者のみくろママさんが、
いろいろな工夫をしながら
快適に過ごす方法を
紹介されています。
私はみくろママさんのことを
この本を読むまで知らなくて、
書店でたまたま見つけて
手に取りました。
発売は2020年ごろの本なんですが、
今になっても
けっこう冊数が置かれていたんですね。
帯なども見たんですが、
増刷している様子はなく、
私が手に取ったものも
初版でした。
そのあたりも少し不思議に思いながら、
読み始めました。
その中で、
学んだことや
共感したことを
お話しできればと思います。
献立を決めると、暮らしはかなり楽になる
まず印象に残ったのが、
献立をある程度決めておく
ということです。
これは他の工夫にも通じるんですが、
読んでいて、
「あ、これ私もやっているな」
と思うことがけっこう多かったんですよね。
つまり、
自分のやり方は
そんなに間違っていなかったんだなと、
あらためて確認できる本でもありました。
その一つが、
献立の話です。
やっぱり毎日、
「今日何を作ろう」
と考えるのは大変です。
偶然今日、
面白いX(Twitter)のアカウントを
見つけたんですが、
**「タコ定食」**を毎日アップしている方が
いたんですね。
フォロワーも
2万7000人くらいいたでしょうか。
そのタコ定食というのは、
ご飯。
味噌汁。
千切りキャベツ。
目玉焼き。
そしてタコウインナー。
それを毎日、
ほぼ同じ形でアップしているんです。
ぱっと見は
毎日まったく同じに見えるんですが、
よく見ると、
箸置きが変わっていたり、
卵の位置が少し違っていたりする。
つまり、
本当に毎日かなり近いものを
食べているんだなと思いました。
これも一つの方法ですよね。
毎日献立を考えるのが大変なら、
ある程度同じものを
食べ続ける。
もちろん、
今回の本は
そこまで極端な話ではありません。
でも、
料理のタイミングを決める
という考え方には
すごく共感しました。
たとえば、
ゴミの日の前日に魚料理をする
という工夫です。
魚のゴミって、
やっぱり匂いが出やすいですし、
放っておくと気になりますよね。
だから、
ゴミの日の前日に魚を調理して食べる。
そうすれば、
次の日すぐに捨てられる。
これはすごく合理的だなと思いました。
私自身も、
似たようなことを
やっていた時期があります。
たとえば夏に
スイカをよく食べていた時期があったんですが、
そのときも
ゴミの日の前日にスイカを食べて、
次の日に皮を捨てる
ということをしていました。
「ああ、同じことを考えるんだな」
とちょっと嬉しくなりました。
ゴミの日って、
けっこう生活の組み立てに
使える視点なんですよね。
匂いが出るもの。
かさばるもの。
そういうものは
ゴミの日の前に使うと決めておく。
それだけでも、
暮らしは少し整うのかなと思いました。
消耗品は「いつ替えるか」を先に決める
次に共感したのが、
消耗品を替えるタイミングを
あらかじめ決めておく
ということです。
たとえば、
歯ブラシとか、
タオルですね。
みくろママさんは、
歯ブラシは
1か月に1回替える、
というように
決めているそうです。
私はそこまで
きっちり1か月ではないんですが、
定期的に歯科医院に行くことがあるので、
歯医者に行った日に歯ブラシを替える
と決めています。
だいたい1か月に1回くらいなので、
ちょうどいい目安になっています。
あと本の中では、
タオルの話もありました。
タオルも半年に1回くらいで
入れ替えるそうです。
本にも書かれていたんですが、
ホテルなどでは
30回くらい洗うと
タオルのふわふわ感が
だいぶなくなるそうです。
だからこそ、
定期的に替える。
これも、
考えなくていい仕組みを
作っているということですよね。
消耗品って、
気づけばずっと使ってしまいがちです。
でも、
替える時期を決めておく
それだけで判断の手間が減るし、
暮らしのリズムも整うのだと思いました。
勉強机を「一人一台」にしない発想
もう一つ面白かったのが、
学習机を一人一台置かない
という考え方です。
子どもが3人、4人いたら、
普通は
それぞれに机を用意しようと
考えると思います。
けれどそうすると、
かなり場所を取ってしまいます。
みくろママさんは
そうではなくて、
家の中のいろいろな場所に
勉強できるスペースをつくる
という工夫をされていました。
必要に応じて、
そのとき空いている場所を
使う。
これはなるほどなと思いました。
一人一つ机を持つとなると、
やっぱり
かなりかさばります。
でも、
フリースペースを
いくつか用意しておけば、
必要なときに
そこを使えばいい。
しかも、
気分によって
勉強する場所を変えられるのも
良いなと思いました。
この発想は、
私は今まであまり
考えたことがなかったですね。
「机は一人一台必要」
そう思い込みがちですが、
実はそうでもない。
暮らしの工夫って、
こういう固定観念を
少しずつ外していくことなのかもしれません。
狭さは、工夫で変わる
みくろママさんのことは、
この本を読むまで
まったく知らなかったんですが、
読んでみると、
本当にいろいろなアイデアがあって
とても参考になりました。
「狭い=不自由」
と考えてしまいがちですが、
実際は、
狭いからこそ仕組みを工夫する
という考え方があるんですよね。
そしてその工夫は、
家が広い人にも
十分応用できるものだと思いました。
もしかすると、
YouTubeなどでも
発信されているのかもしれません。
もしご関心があれば、
動画なども見てから
本を手に取ってみるのも
良いかもしれません。
暮らしは、広さより仕組みで変わる
この本を読んで
あらためて思ったのは、
暮らしって、
広さそのものよりも
仕組みでかなり変わるんだな、
ということでした。
献立を考えすぎない。
ゴミの日に合わせて動く。
消耗品の交換時期を決める。
必要な場所を
固定しすぎない。
そうした一つひとつは、
すごく小さな工夫です。
でも、
そういう小さな工夫の積み重ねが、
「快適」をつくるのだと思います。
広い家があれば快適、
というわけではない。
逆に、
狭くても
仕組みがあれば
十分心地よく暮らせる。
そう思わせてくれる一冊でした。
今日の話を聞いて、
少しでも
「暮らし方を見直してみたいな」と
思った方がいれば、
ぜひ読んでみていただきたい本です。

