親を責めても変われないのはなぜ? | こころの筋トレ~心の土台を整えて毎日を幸せに生きる方法~

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今朝、夢の中に母親が出てきました。

 

夢の中で、私は今現在の設定で

 

母親があれこれ口出しをして

なんとなく罪悪感を感じつつも母親を気にしないふりをしている、

みたいな感じ。

 

夢の中でも相変わらずだな、なんて思っていたのですが。

 

 

この母親を、心の中で連れまわしているのは、

私自身なんですよね。

 

 

今も母親がそういうふるまいをするかどうかは

確かめないと分からない。

 

夢の中の想定は、自分の無意識が形作っている。

 

 

 

人は変わりますよね。

 

私も随分と変わって

「昔の私はこうだった」なんて語りたくなることがたくさんあります。

 

その中で、若気の至りですわーー!って

赤面するようなことも

あったりなかったり・・・・

 

あるんですけど(笑)

 

 

人の悩みに触れる時

ほぼ100%幼少期の親との関係が顔を出してきます。

 

もうこれは命の仕組み上、仕方がないのだと思いますし

 

親に育てられる過程で

不都合な思い込みを作り、不都合な性格を形成し

不都合な今を生きざるを得ない気になってしまう

 

っていうのも、事実だと思っています。

 

 

でも、行き過ぎると、ずーーっと心の中で親を責めたり

犯人捜しのようなことを続けてしまうことがあります。

 

私のこの性格は、子供のころのあの出来事が原因だ!

なんてハタから、その出来事に

みたらしがみついているように見えることすらあります。

 

 

 

でもね、おんぶに抱っこ状態のときの親の年齢はとっくに過ぎていて。

 

親からしたら「若気の至り」って思いたい部分もあったりするのかもしれないなーと

今朝の夢を振り返って思ったのですね。

 

 

ただし、それは「許すこと」とはちょっと違います。

 

許せないことは許してはならないんですよ。

子どもが親を許すことはできないしやってはいけないことです。

 

子供の時につらかったことを、その原因を、

許して忘れる必要はないのです。

 

 

心の中で親を責め続けるってことは

「責任を取れ」

「あなたが変われ」

「あの事実をなかったことにして正せ!」

と、言っているのと同じです。

 

不可能なことを言い続けている。

 

むしろ、振り返って自分の人生の中にもあるように

親の人生にも「若気の至り」があるんだなと思ったら

 

むしろその「事実」は「事実」として存在することができます。

 

「あの時のあの出来事のせいで・・・」と

現在進行形で責め続けているのは

もしかしたら、子どもの優しさなのかもしれません。

 

進行を止めて、「まぎれもない過去の事実」として存在させる方が

もしかしたら残酷なのかもしれないですね。

変えようがないですから・・・

 



そして変えられない部分を知ると

変えられる部分が浮き彫りになるってことも

多々あります。

見る目が変わるってことですね。


 

親との関係は根深いので

そう簡単にはいかない部分もあるかもですが

ぼちぼちとやっていきましょう。

 

 

 

「失敗」

「未熟さ」

 

みたいなものは

死ぬまでなくならないものなのでしょう。

 

失敗しちゃいけない

未熟だからダメだ

みたいな否定ではなくて

 

それはそれとして、

きちんと存在を与えてあげることで

 

むしろその存在感が感じられないほどに

成長を遂げられるのだと思います。

 

 

あたたかくしてよい1日を。