夫が来て、話し合いが始まった
先生から
「多分もう2日も保たない。
炎症反応も上がってきている。
まだ22wだしもし生きて産まれても
脳性麻痺など重い障害が残る」
わたしは
「もう耐えられない。
もうだめだって分かっているのに
これ以上頑張れない。」
と答えた
頑張る意味がもう見えなかった
これが本音だった
そして、
「生まれたら延命措置しますか?」
と聞かれた。
わたしは脳性麻痺の方たちが
たくさん入院されている病院で働いていたので
脳性麻痺がどんなものなのか
普通よりは知識があった。
こんな小さく産まれて
すぐに管に繋がれて
一生自発呼吸も
動くことも出来ないかもしれない。
わたしもそうなると分かっていて
わたしのエゴで
二人を生かす
ことを選択できなかった。
「延命措置はしたくないです」
あのときも
正解なんて一生分からないんだろうな
何を選択しても後悔するんだろうな
と思いながら決断した
今でもわからない
今も延命措置をしていたら
あの子達の成長を見られていたのかな
って思うことはたくさんある。
「陣痛止めを外して様子を見てみよう
今夜、出産になるかもしれない。
逆子だけど普通分娩で行こう。
こんな状況の上にあなたの身体に
傷を残したくない」
と言われて
大号泣しながら
「もう生きていけるかわからない」
と言ってしまった。
先生は
「そうなったら退院させないから大丈夫
守るから」
そう言ってくれた。
そして看護師さんたちが
精神科医の導入をしてくれた
わたしは
いろいろ質問をされたけど
覚えていることは、
「もう死んでもいいんです
こんな人生いらないです
死ねるならどんな方法でも良いと思っています」
そう答えたこと。
精神科医からは薬を出された。
そんな中で看護師さんはわたしに
本当に誰よりも寄り添ってくれた。
夫もやるせなさから
スーパーで人と喧嘩をしたりしていた
大きな希望が
とてつもない絶望に変わっていた