そしてその日の夜


なんか、お腹が痛い…?


気がした。


それが定期的に来る。


測ってみたらちょうど5分おき。


血の気が引く。


あれ…?


これ、陣痛…?


と思ってナースコールを押した。


お腹にハリを見る機械をつけた。


そして夜勤のドクターや看護師さんたちが
続々と何人も来て


陣痛止めの点滴量をマックスにされる。


やばいことになっている


そう感じた。


ハリ止めをしてから
お腹の痛みはなくなった。


けど、副作用は物凄いものだった。


全身が痛くて、顔なんか触れるだけで
かなり痛かったから
ずっと保冷剤みたいなものを借りて
冷やしていた。



でもこんなことで二人が助かるなら
何だってって思ってた。



でも翌朝主治医とは違う医師の内診で


「23w保たないよ。
保っても双子は未熟だから
生きられないよ。」


そう、サラッと言われた。


そのときに


現実を知らされた気がしたし
無神経すぎて笑っちゃいそうになった。


今思えば医師なりの優しさだったのかも。


でも、もうだめなんだなって思った


こんなに二人が頑張っていても、
わたしが陣痛止めの痛みや
プレッシャーに耐えても
なんの望みもないのか


そう思ってしまった



その日のお昼に
主治医が来てくれて


コロナで面会禁止だけど
本当に辛い状況だから特別に
夫を入れて今後のことを話し合おう


と言われた