ボランティアで毎週土曜日
乳児院の赤ちゃんと
遊んでいたのに
このコロナで
もう一年位会ってません

みんな
どうしているかな
あの時の赤ちゃんは
みんな大きくなって
上のクラスに行ってしまって
今行っても
もう会えないと思うと
とても寂しくなります

乳児院で私の担当しているお部屋は
0ヶ月から10ヶ月位の赤ちゃんが
10人くらいいて
抱っこしてミルクを飲ましたり
遊んだりしていました

私が仕事で産後ケアで伺うお宅で
ママさんに乳児院の赤ちゃんのこと
お話しすると
乳児院という言葉を初めて聞いた
というママさんにたくさんで会います

赤ちゃんを産んでも
何らかの事情があって
お家で育ててもらえない赤ちゃんが
いるところが乳児院

3歳になったら
乳児院を出て
今度は養護施設に入って
18歳になるまで
そこで
同じようにママとパパのいないお友達と
暮らすんですよ


そう説明すると
赤ちゃんを産んだばかりのママさんは
びっくりして
抱っこしている赤ちゃんを見ます
とても愛しそうに

こんな小さな
こんな可愛い赤ちゃんが
ママもパパも居ないところで
沢山の同じようなお友達と
暮らしている乳児院

初めて
そういう場所があることも
そんな可哀想な赤ちゃんがいることも
初めて知って

ママさんは
いま抱っこしている
自分の可愛い赤ちゃんを見て
目に涙を浮かべます

こんな小さな赤ちゃんが
生まれた時からママとパパもいない所で
1人で生きている
看護師さんや保育士さんに
沢山かわいがってもらっているけど
でも
独占して
ずうっと甘えていられません
1時間も2時間も抱っこしてもらってるのに
泣いてママを困らせるなんて
そんなこと
一度もしたことありません


ミルクを飲んで
おむつをかえてもらったら
ご機嫌になります

ねんねの時は
抱っこしてもらって
トントンしたら寝ていきます

抱っこしても泣き止まないで
寝かすのに2時間かかった
なんて赤ちゃんはいません

抱っこしてあげると
それはそれは嬉しそうにします


お腹がいっぱいで
ねんねの時間が来たら
抱っこしてもらって
トントンしてもらったら
とっても嬉しそうに
ねんねしていきます

看護師さんや保育士さんが
忙しくて抱っこしてもらえない時は
バウンサーに寝かされて
流れてる子守唄を聴きながら
ひとりでねんねしていきます
最初は抱っこと泣いても
すぐ諦めて1人でねんねしていきます


なので
抱っこしてトントンすると
とても嬉しそうにねんねしていきます


こんな小さいのに、、、


私はいつも
抱っこしてトントンしてねんねさせる時
耳元でいつもその子だけに
小さな声で同じ子守唄を歌っています


どうか
抱っこして子守唄をを聴きながら
ねんねしたことが
頭の隅に残りますように
心のどこかに残りますように

ハイハイできるようになると
お隣のお部屋に行ってしまい
担当ではなくなるので
会えなくなってしまいます

私が担当しているお部屋で
会える何ヶ月しか
同じ赤ちゃんに会うことができません

他のお部屋に行ったら
もう会えません

なのでいつも
抱っこする時は
この温もりを心のどこかに
伝わりますように
祈るような気持ちで
抱っこしています


赤ちゃんたちが幸せになりますように
幸せが待っていますように
いつも祈っています


早くコロナが落ちつきますように
またボランティアできる日が来ますように
早く可愛い赤ちゃんを抱っこする日が
きますように
いつも祈っています



今日も
読んでくださって
ありがとうございます
とても嬉しいです