泣く子を慰めるの巻☆ | 悪あがき女製作所

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-日日是好日をモットーに生きる女の戯言-
ラヴ☆蒲田

*

仕事の移動中、駅にて






泣いている子に遭遇。






お嬢さん学校と思われる制服の小学生だ。






途中からの見物だったけど、






・彼女は4人で帰宅中

・彼女含む3人は小学中学年

・1人は高学年

・3人が何かの事でもめて、彼女をひとり仲間はずれにした

・うち1人はかなりえげつない発言をして彼女をのけ者にしていた

・年長の子は自分なりの方法で止めようとしたが、途中で面倒になり、ほったらかし





…という感じだった。





紺の帽子で顔を隠して泣き出した子がなんとなく気になって、





しばらく見ていたけど、





ちょっとひどすぎたし、年長者は役に立たなさそうだから





そっと彼女の横にかがんで、耳元で他の子に聞こえないようにこう囁いた






あなたがかわいいから嫉妬して意地悪してるのよ


今は向こうが強気でいるけど、あと何年かしたらあなたの方が断然有利よ



あなたはかわいくて、2人はブスだもの



だけどこれは私たちだけの秘密ね







一瞬急に話し掛けてきたオバサンに驚いた様子だったけど、






悪魔の囁きに




彼女は数回頷いて、




顔を覆っていた帽子をチラッとめくり、




ニコッと微笑んだ






ここに悪魔がもう一人誕生した瞬間である






色々クレームが来そうな私の慰め方だが、





実は30年以上も前に、私もそう慰められた。



(その頃はかわいかったから)




この子はどんな魔女に育つのかな?