今から8年ほど前、専門学生時代に神戸の県立の精神科病院で開かれた、森 実恵先生の講演会に行きました。
その時に購入させていただいたのが、この本^ - ^
著者:森 実恵
出版社:解放出版社
2006/10/15 初版第1刷発行
2009/7/25 初版第3刷発行
定価1400円(税別)
森 実恵先生は33歳の時に幻覚などの症状が出たことで心療内科を受診され、34歳の時に1回入院経験されています。病気がきっかけで本を出版することになり、現在数冊の著書があります。
講演の時も、頻繁に水分補給し、少し声を震わせながは熱心にお話していただいた姿が記憶に残っています。
統合失調症になり、幻聴や幻覚と戦いながら、離婚、子供との別れを乗り越えて必死で生きてこられた姿、言葉はやはり心に響くものがあり、
目に見えない病気を患っている人の生きづらさを強く感じました。
私自身も21歳の時に潰瘍性大腸炎を発症し、病気は違えど、表からは分からない病気なので、共感できる点が多くありました。
森先生も本の中で言われていましたが、
人は目に見えるものにばかりに捉われがちで、感情とか目に見えないものには鈍感。
目に見える怪我や病気をしたら、みんな心配していたわってするのに、なぜ精神の病気や認知症は同じ病気なのに、皆から責めたてられるんでしょうかね。
ストレスの多い社会環境の中で、精神疾患の方や高齢化が進んでいく中で認知症を患う方がますます増えてきています。
そんな社会だから、これから先、目に見えないものを扱える人、つまり当事者の方々や、共感できる人が必要とされるんぢゃないかなと思います。
私も作業療法士とゆう生身の人相手の仕事をしているので、
目に見えないものを丁寧に扱うこと再認識しなきゃなと思いました。
これから先、より心地の良い環境作りや、サービスが求められる時代になってくる。
その人にしかない、できないonly oneが求められる。
私も自分にしかできない、あなたでなければできないと言われる仕事をしたい。
そのためには日々目標の人を目指して努力をすることですね٩( 'ω' )و
先生のお言葉をお借りして、
「頑張りすぎずに」