オスカー・ワイルドの世界
『ドリアン・グレイの肖像』
/ オスカー・ワイルド
読破しました。
相変わらず数冊を並行読みするので、
ちょっと時間かかっちゃいましたが。。。
小説自体ちょっとぶりでしたし、近代小説も久々でした。
でも、やっぱり、オスカー・ワイルドはすごい。
現代の僕らでも感情移入が存分にできる。
ワイルド自身そうであったように、
幾分同性愛的感覚の描写も出てくるのですが、
ま、それは置いておいたとしても、
もし、僕が当時の貴族だったら、、、
と、あらゆる登場人物それぞれに感情移入させるどの立場もわかる
このカンジ。
近代のヨーロッパ貴族の理論志向、
そしてそれが綿々と重なって成り立つ現代での
彼らの考え方、文化、カルチャー。
そういう歴史あっての今なんだろうと
アジアの片隅から想像させてくれます。
中盤少々だれかける気がしますが、楽しめる1冊でした。