皆さんは書道をしたことがありますか。
お手本と呼ばれる先生が書いた字を横において、同じように書いていきます。
しかし、何度書いてもなかなか先生の字に近づきません。
私は、書道を習い始めて3年になります。週に一回のペースで教室に通っています。ようやく少し上達したと自分で思えるようになってきました。それは、なぜかというと、大きな紙を使って書くようになったからです。いままでは5文字だったのですが、自分の身長ほどある紙に一行12文字の大きな作品にチャレンジして、展覧会に出品したんです。
もちろん最初は全く書けなかったのですが、50枚書き終わるころには、展覧会に出品できるまでになりました。
何でも同じだと思うのですが、いつもの練習より少し難しいことにチャレンジすることで、自分をより成長することができます。
日本語の練習も同じです。
普段と同じでは自分の成長はありません。形をかえると、今まで見えなかったものが見えてきます。人は自分のことが一番見えません。自分を観察するためにも、違った見方をする人からアドバイスをうけたり、違う方法を試してみると、今までの自分の間違いが見えてきます。
私の書道も、自分一人では成長はありませんでした。
ダイヤモンドはダイヤモンドでしか磨けません。
同じように、人は人でしか磨けない。
良い指導者との出会いというのがとても大切になると思います。