友人と“小江戸”と言われる古い町並みの観光地へ遊びに行ってきました。歴史ある建物をバックに着物姿の若い女の子達がそぞろ歩く姿は何とも可愛らしいと感じながら見ていたら、がに股で大股に歩く子達の多いこと。和服の奥ゆかしさが台無しです。友人とも『あれは、ちょっとね~』と眉をしかめてしまいました。

着物の時は、少し内股ぎみで歩幅も小さく歩くと昔教わりました。確かに着物を着る機会が減り、一生のうち数える程しか着ない時代ではあります。知識がない子も多いのも仕方ないのかも知れません。でも日本人ならほんの100年程前まで普段着として当たり前に着ていた和服の文化をもう少し大事にし、理解していても良いのではないでしょうか。
たとえレンタルの着物でも、その日一日だけは、“にわか大和撫子”になって、情緒ある町並みに溶け込んでくれたら、もっと素敵なのになぁ~と思います。

着物のレンタル店で、せめて歩き方だけでも教えてあげてから、送り出して下さるといいのに。
(もし教えているなら申し訳ありません)

ここ近年、外国の旅行客がとても増え、その観光地でも着物を着て大股で裾をはためかせながら歩く女性の外国人も沢山見かけました。観光に来られ一時、着物を着て日本文化に触れていられるのだから、そういう方達は仕方ないですよね。
ですが、そんな中、慎ましやかな和服の日本女性を見たら、きっと『日本の女性は本当にキュート!』とますます株が上がること間違いないでしょう!

な~んて、勝手な事を感じながらの、おばさん達の一日でした。(*^^*)