世の中、鬼滅ブームですね。
吾峠呼世晴さんの漫画「鬼滅の刃」
主人公の市松模様の着物の柄も
いろいろなところで見かけます
大正時代、家族を鬼に殺された主人公
竈門炭治郎が鬼にされた妹を人間に
戻すため、鬼を殺す鬼殺隊に入って
戦っていくというお話です
鬼と戦う時にする呼吸法が
「全集中の呼吸」と呼ばれるもの。
肺を大きくして
血中に大量の空気を取り込み、
体の細胞の隅々に酸素を行き渡らせ、
身体能力を格段に引き上げることが
できる、特殊な呼吸法なんです。
呼吸法の使い方によっては
鬼との戦闘でついた傷の止血や
毒の効果を遅らせることもできますが
長時間使用すると体への負担が大きく
時には死にそうになることも…
さらにレベルアップして
この全集中の呼吸を四六時中続ける
「全集中・常中」という技を
取得できると、基礎体力が
飛躍的に上がるとされているんです。
順天堂大学医学部の
小林弘幸教授は、
この作品で、一般の人の
呼吸への意識が高まるのは
良いことだと話されています。
全集中の呼吸ほど大量の空気を
取り込めなくても、
吸う息と吐く息の長さを
1:2にして深い呼吸をしていくと
自律神経の副交感神経の活動が
強まり、血流が良くなります。
すると、腸の活動が活発化して
免疫力も上がるので、結果的に
体は強くなると言えるでしょう。
コロナによるストレスもあり、
呼吸が浅くなりがちな今、
少しの間でも意識的に
深い呼吸をする時間を
作ることが大事ですね
また、ヨガなどの深い呼吸で
活性化する脳の部位は、
前頭葉の一部にある
欲望や雑念を抑える下前頭回と
脳の内部にある、自律神経や
心拍を監視する島皮質だという
ことがわかっています。
深い呼吸をしていると
集中力が高まって、
些細なことに動じないよう
自分を制御できるようになり
心も強くなれるんですね。
やっぱり呼吸って大切
実は、私はまだ「鬼滅の刃」を
読んでも見てもいないんですが
「ヨガをする人はハマる」とも
言われているので、近いうちに
読んでみたいと思っています。
小林弘幸教授の本では、
「まんがでわかる自律神経の整え方」
が、わかりやすくてオススメ
まんがなので、呼吸法も図解されて
すぐできるようになっています。
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※出典:読売新聞サイエンス&エコロジー2020/11/26