優勝しました!
嬉しい嬉しい
大きな大きな優勝です。
8月に怪我をしてから
ほんとに辛い時期の2ヶ月でした。
何度も何度もくじけそうになりつつも
自分に言い聞かせるかのように
テニスに向き合ってきました。
やっと怪我の不安から取り除かれ
テーピングも外せたこのPoitiersの大会で
やっと自分のテニスを取り戻せての
優勝です。
ここまで来るまでに
ツアーコーチの陽夫さんにも
フルサポートをしてもらえ
2人で乗り切って勝ち得た勝利です。
今日の試合
いきなり1ゲーム目の自分のサービスゲームを
ブレイクされてのスタートでした。
それでも決勝までもこんな場面を乗り越えて来たから
チャンスは必ずある!と思いながらやっていました。
が....
今日はなかなかリズムが合わず.....
リターンもストロークもミスが多い立ち上がりでした。
それでも冷静に着実に自分を見極め
何が必要なのかを考え、プレーに結びつけていきました。
パワーとスピードのあるプレーにリターンでは
立っている位置を半歩ほど前に変えました。
目に見えるスピードよりも実際のボールの勢いは
以外に来ていないことに気づいたのです。
ときにはほんとにスピードとパワーがあるボールが
きますが、それでも半歩前でもいいと判断。
それからは少しずつリズムが合ってきました。
やっとブレイクに成功し4-4に追いついたのに.....
次のサービスゲームを落としてしまい4-5。
セットポイントを1本握られるところまで追いつめられました。
しかしどんな状況でも諦めずボールに食らいついていく
姿勢を崩さなかったお陰か.....
相手がミスをしてました。
そこからジワジワと流れを自分のものにし
タイブレイクの末、ファーストセットを反対にゲット。
セカンドセットは立ち上がりから
ブレイクできそうで出来ないゲームが続きました。
その中で自分のサービスゲームも
毎回、苦しい、嫌な流れになりそうなポイントが
幾度とありましたが何度も乗り越えてキープ。
4-2で自分のサービスゲーム。
キープすれば5-2
落とせば4-3
大切なゲームでキープする事ができました。
5-3で迎えたサービスゲームでも最後まで
積極的なプレーで締めくくることができました。
優勝したことはもちろんですが
自分のテニスが取り戻せたことが
何よりも嬉しい。
どれだけ自分のテニスを取り戻す事に
追求して来た事か.....
やっとです。
今日の対戦相手Baltachaは
ファーストセットはミスもなく
隙のないテニスをしてきました。
少しでもボールが甘くなればすかさず攻めて来るし
つねにファイトしないとなかなか勝てない相手です。
1週間通して勝ちきる事は
1年の中でなかなか出来るものではありません。
今大会、終始、集中してプレーできた要因には
インドアだったことも確かにあります。
それに加え、ボールキッズが素晴らしかったことも
要因の一つです。
1回戦のあとのblogでも書きましたが
確実にRoland Garrosのためにトレーニングを
しているボールキッズたちです。
だからRoland Garrosでプレーしているような
雰囲気な訳です。
主審、線審も最後まで素晴らしかった。
そして会場に来てくれたたくさんの観客の人たちは
ほとんど私の応援をしてくれていました。
まるでホームでプレーしているかのような雰囲気でした。
テニスを見る楽しみ方を知っている人たちだから
やっている私もとってもやりやすくパワーになりました。
そんな一つひとつが集中ができ、
勝てる要素へと膨らんでいったと思っています。
さて!
優勝してホテルに戻り食事を済ませました。
明朝5:40にはホテルを出ます。
台湾へ向けて出発です。
まずはPoitiersの駅からTGVでParisまで移動。
タクシーでCDG空港まで移動。
そしてCDGから台湾へ向かいます。
火曜日に台湾へ着き
水曜日に1回戦を戦います。
ヨーロッパからアジアへの移動。
時差、疲れ、新しい環境での順応する時間もなく
どこまで出来るかわかりませんが
やれることをやってみます。
最後のパッキングに取りかかります。