ITF Poitiers2011 優勝 | 伊達公子オフィシャルブログ ~Always Smile~

伊達公子オフィシャルブログ ~Always Smile~

伊達公子オフィシャルブログ

伊達公子オフィシャルブログ ~Always Smile~


優勝しました!

伊達公子オフィシャルブログ ~Always Smile~
伊達公子オフィシャルブログ ~Always Smile~


嬉しい嬉しい
大きな大きな優勝です。

8月に怪我をしてから
ほんとに辛い時期の2ヶ月でした。

何度も何度もくじけそうになりつつも
自分に言い聞かせるかのように
テニスに向き合ってきました。

やっと怪我の不安から取り除かれ
テーピングも外せたこのPoitiersの大会で
やっと自分のテニスを取り戻せての
優勝です。

ここまで来るまでに
ツアーコーチの陽夫さんにも
フルサポートをしてもらえ
2人で乗り切って勝ち得た勝利です。

伊達公子オフィシャルブログ ~Always Smile~


今日の試合
いきなり1ゲーム目の自分のサービスゲームを
ブレイクされてのスタートでした。

それでも決勝までもこんな場面を乗り越えて来たから
チャンスは必ずある!と思いながらやっていました。
が....
今日はなかなかリズムが合わず.....
リターンもストロークもミスが多い立ち上がりでした。

それでも冷静に着実に自分を見極め
何が必要なのかを考え、プレーに結びつけていきました。

パワーとスピードのあるプレーにリターンでは
立っている位置を半歩ほど前に変えました。
目に見えるスピードよりも実際のボールの勢いは
以外に来ていないことに気づいたのです。
ときにはほんとにスピードとパワーがあるボールが
きますが、それでも半歩前でもいいと判断。
それからは少しずつリズムが合ってきました。

やっとブレイクに成功し4-4に追いついたのに.....
次のサービスゲームを落としてしまい4-5。
セットポイントを1本握られるところまで追いつめられました。
しかしどんな状況でも諦めずボールに食らいついていく
姿勢を崩さなかったお陰か.....
相手がミスをしてました。

そこからジワジワと流れを自分のものにし
タイブレイクの末、ファーストセットを反対にゲット。

セカンドセットは立ち上がりから
ブレイクできそうで出来ないゲームが続きました。
その中で自分のサービスゲームも
毎回、苦しい、嫌な流れになりそうなポイントが
幾度とありましたが何度も乗り越えてキープ。
4-2で自分のサービスゲーム。
キープすれば5-2
落とせば4-3
大切なゲームでキープする事ができました。
5-3で迎えたサービスゲームでも最後まで
積極的なプレーで締めくくることができました。

優勝したことはもちろんですが
自分のテニスが取り戻せたことが
何よりも嬉しい。
どれだけ自分のテニスを取り戻す事に
追求して来た事か.....
やっとです。

伊達公子オフィシャルブログ ~Always Smile~
伊達公子オフィシャルブログ ~Always Smile~


今日の対戦相手Baltachaは
ファーストセットはミスもなく
隙のないテニスをしてきました。
少しでもボールが甘くなればすかさず攻めて来るし
つねにファイトしないとなかなか勝てない相手です。

伊達公子オフィシャルブログ ~Always Smile~


1週間通して勝ちきる事は
1年の中でなかなか出来るものではありません。

今大会、終始、集中してプレーできた要因には
インドアだったことも確かにあります。
それに加え、ボールキッズが素晴らしかったことも
要因の一つです。
1回戦のあとのblogでも書きましたが
確実にRoland Garrosのためにトレーニングを
しているボールキッズたちです。

伊達公子オフィシャルブログ ~Always Smile~


だからRoland Garrosでプレーしているような
雰囲気な訳です。
主審、線審も最後まで素晴らしかった。

そして会場に来てくれたたくさんの観客の人たちは
ほとんど私の応援をしてくれていました。
まるでホームでプレーしているかのような雰囲気でした。
テニスを見る楽しみ方を知っている人たちだから
やっている私もとってもやりやすくパワーになりました。

そんな一つひとつが集中ができ、
勝てる要素へと膨らんでいったと思っています。

さて!
優勝してホテルに戻り食事を済ませました。
明朝5:40にはホテルを出ます。
台湾へ向けて出発です。
まずはPoitiersの駅からTGVでParisまで移動。
タクシーでCDG空港まで移動。
そしてCDGから台湾へ向かいます。

火曜日に台湾へ着き
水曜日に1回戦を戦います。
ヨーロッパからアジアへの移動。
時差、疲れ、新しい環境での順応する時間もなく
どこまで出来るかわかりませんが
やれることをやってみます。

最後のパッキングに取りかかります。