イタリアは止めてフランスへ。
Monacoから出発して地中海沿いをしばらく走り
そのあとは山へ。
ランチをした場所はこじんまりとした街。
後ろに小さく見える橋は、戦争でほとんどがなくなったのに、
この橋だけは１３世紀から残っているものらしい。
Monacoから距離にして約３５km。
きれいな街でこのあたりでは有名らしく
イタリアやドイツからも人がたくさん訪れるようです。
今日は空もキレイで景色は最高。
ランチは小さなレストランに入って
フォアグラのラビオリを選んで食べました。
初めて食べるフォアグラのラビオリはかなり美味しかった！
ランチの後はもう少し上へ上がって行きました。
Michaelが連れて行ってくれた場所にはお墓がありました。
彼の名前はRene Vietto
彼は１９３４年のツール ド フランスに出場していました。
もともとはカンヌのホテルでエレベーターボーイの仕事を
していたそうです。
毎日、仕事場があるカンヌに自宅から自転車で通っていました。
彼の自宅があるのはCol de Brausと言う街で標高１０００m。
伝説として伝えられて来たストーリーがあるようです。
Viettoが通い慣れた道が、昔はツール ド フランスのルートだったんです。
あるとき、エレベーターボーイだった２０歳のViettoを
自転車で毎日通っている事を見たのか？知ったのか？
ある自転車チームが彼をツール ド フランスに誘ったのだそうです。
そして出場したツール ド フランスでは
自分の住んでいた街の山では当然のように
彼がトップで走り抜けてトップでリードしていたそうです。
そして別の日に、チームメイトの一人がほかの選手と
クラッシュしてタイヤの交換が必要になったそうです。
その時代、今の時代のようにすぐにチームが
スペアを持って来てくれるわけではなかったので
トップを走っていたViettoはチームからそのことを
伝えられ、彼はすでに下っていたのに逆方向に登り始め、
チームメイトの元へサポートに行ったそうです。
辿り着くと彼のタイヤをチームメイトに渡し、
Viettoはチームからのタイヤを待つしかありませんでした。
その間、タイヤのない自転車の横で涙を流すViettoが
いました。
ゴールしたViettoは勝つことができなかったものの
見ていた誰もがViettoをチャンピオンとして
大きな賛美を送ったそうです。
そんな伝説の話をcafeでMichaelがしてくれました。
ゆっくりとしたあとは、景色を楽しみながらMonacoの街へ。
Monacoが近づくと街中を一望できる場所も
今日はとってもキレイ。
車とは違い、
景色を眺めながら
空気を感じながら、
自然のパワーをいっぱい体に溜め込んだオフになりました。
Michaelは今年からトレーニングとして
レーシングバイク（自転車）をやっていて
ほぼ毎日、友人とトレーニングしています。
今はちょうどツール ド フランスをやっていますが
TVでは毎日、LIVE放送があります。
今日もMonacoに辿り着いて、
友人にバイクを戻しに行くと、
ちょうど今日のツール ド フランスの終盤。
TVで行方を追っていました。
すっかりレーシングバイクにはまっているMichaelですが
今年のツール ド フランスがMonacoスタートだったのは
ご存知の方も多いと思います。
その前日にMonacoの街でセレブリティレースのイベントが
ありました。
そのレースには伝説の選手がたくさん参加する中、
何人かのレーシングドライバーと一緒に
イベントに参加。
イベントとはいえ、Michaelは真剣。
６０人出場し、１９位でフィニッシュ。
大満足とは言えないようですが
怪我もせず、完走し、レースが楽しかったようです。
話がずれましたが......
今日、バイクで行ったルートは
自転車のトレーニングルートなんだそうです。
あり得ない！！！
今日のトータル距離はアップダウンの１００kmほど。
Michaelの自転車レースの内容は
ブログで見れます。
http://www.techniq-group.co.jp/mk/
久々になが～いブログになっちゃいました。
あまりにも楽しい１日だったので
みんなにも伝えたくなっちゃいました。