ご訪問、ありがとうございます
本日もよろしくお願いします
おはようございます
今日、2月10日は
ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス
John William Waterhous
(1849ー1917)
の
没した日で、117年前のことです。
わたしは生活の中で、
100年前の家具とか照明器具とか食器を
普通に使っていて心地よいので
ウォーターハウスのことも遠い昔の人
とは少しも思わないのですが、
あなたはどうですか
ウォーターハウスはイギリスの画家です。
ラファエル前派のスタイルと
主題を受け入れたことで知られています。
神話や文学作品に登場する女性を
題材にしたことでも知られています。
ラファエル前派(ラファエル前派同胞団)は
ラファエロやミケランジェロの後継者を
拒否しました。
特にラファエロの古典的なポーズと
エレガントな構図が
悪影響を及ぼしていると信じていたので
このように呼ばれました。
あなたは
ラファエル前派は好きですか
わたしがこの派を知ったのは
演出家の故・久世光彦さんからでした。
久世さんがお亡くなりになる直前までの
2年ほどでしょうか、
久世さんとわたしは親友でした。
女優にとっては演出家は
先生のような存在なので、
親友という言い方はおかしいですが、
仕事でなくプライベートで仲良しでした。
週に2回はお目にかかり
共に時間を過ごしました。
ですから、突然にお亡くなりになって
本当に寂しい思いでした。
久世さんは東京大学の美学の出身で
いらっしゃいました。
ラファエル前派が一番好きと伺って
それ以来、関心を寄せ、
今ではわたしも
大好きな一派、芸術運動です。
ウォーターハウスは
その強い影響下の画家です。
これは彼の最も有名な作品の 1 つ、
きっと、あなたも
ご覧になったことがあると思います。
『シャロットの淑女』1888年
寸法 183cm × 230cm
テート ブリテン、ロンドン
この『シャロットの淑女』は、
テニスン卿アルフレッドの
1833年の同名の詩を表現したものです。
テニスンのこの詩集は激しい批判を受けに
詩人は落胆し10年間沈黙したにも関わらず
ウォーターハウスは、
1894 年、1915 年にも
このキャラクターの
バージョンを描きました。
『シャロットの淑女』1894年
『シャロットの淑女』1915年
ラファエル前派の
どの画家も
女性の顔が似て見えるのは
わたしだけでしょうか
たとえば
ジョン・エヴァレット・ミレイ
『オフィーリア』
76cm × 112cm 1852年
テート・ブリテン
ダンテ・ガブリエル・ロセッティ
『プロセルピナ』1874年
125.1cm × 61 cm テート・ブリテン
わたしの好きなウォーターハウスの作品
『ハイラスとニンフたち』1896年
132.1cm x 197.5 cm
マンチェスター アート ギャラリー
Windflowers 1902
Echo and Narcissus 1903
Psyche Opening the Golden Box 1903
Lamia (version 1) 1905
The Soul of the Rose or My Sweet Rose 1908
Gather Ye Rosebuds While Ye May 1909
Matilda (study) (formerly called "Beatrice") c. 1915
ギリシア・ローマ神話が好きなわたしは
ラファエル前派や
ウォーター・ハウスに惹かれます。
そしてこの派は、
象徴主義を準備しました。
象徴主義の前駆といわれています。
わたしは特に絵画では
シュールレアリスムが、
それに象徴主義(シンボリズム)も
目の前の現実を離れ、
抽象的な観念と
それを表現するイマージュの間をたゆたい
自由な幻想を心に描きだすことができ、
それをこよなく愛し
居心地よく感じているのですが、
あなたはいかがでしょう
ワンダーな世界観はお好きでしょうか
つめたく甘い恍惚感に酔ってしまうのです
本日も最後までお目通しを賜り
ありがとうございました。
ステキな土曜日を
KIMIÉ