ご訪問、ありがとうございます
今週もよろしくお願いします
おはようございます
今日は思い出を書かせていただきます。
ロサンゼルスオリンピックを
マウイ島で見てました。
なので1984年の夏のことです。
二週間の休暇をとって
ハワイのマウイ島で別荘を借りたのです。
海が目の前だったので
まさしくプライベートビーチでした。
マウイはワイキキと違って
自然がそのまま残っている
雄大な景色の島です。
いろいろな観光が揃っていて
ダイビング、クルージング、パラセーリング
ヘリコプター周遊、
ハレアカラのクレーター
伝統的ダンスのディナーショーなどを
体験したり、
またドライブをして楽しみました。
そうした中で
わたしが一番したかったことは、
ハレアカラ山での朝日を見ることでした。
ハレアカラ天文台
早朝3時半に街を出ると
ちょうど山頂で、
朝日を見ることができるのです。
ハレアカラ国立公園
ハレアカラ国立公園
なのですが30分、
出遅れて出発することになりました。
ハレアカラの頂上まで
急勾配（こうばい）を緩和するため、
ジグザグ形の道路が整備されています。
カラハク展望台からの日の出の眺め
出発が遅れたせいで山頂には近いのですが
この急勾配の曲がりくねった道路上で
どんどんと夜が開け始めてきました。
空はミッドナイトブルーから
徐々に白みを増し、
いまや淡いピンク一色に輝いています。
朝焼けを山頂で見るのはもはや無理と
少し残念に思っていたときでした。
急カーブを右に回った瞬間、
天高い頭上から
銀色に輝く一粒の星が
降ってきて、
目の前を通過するとき、
爆発して粉々に砕け散ったのです。
あの瞬間を
決して忘れることはできません。
それから数日後、
ハレアカラに
今度は3時30分ちょうどに出かけました。
星の爆発を見たあたりに達したとき
まだ空は少し暗く、
タンザナイトのブルーのようで
それはまるで水面なのか空なのか
見分けがつかないような光景でした。
このときまたしても
今度は
右斜め上から星が落ちてきたのです。
そしてまた砕け散りました。
青くたたえられた空に
ダイヤモンドのような光の粒が
砕け散った瞬間を、
またもや目撃したのです。
それは本当に現実なのだけれど
信じがたい光景でした。
ハレアカラではこうした神秘が
当たり前なのかもしれません。
ハワイ語で「太陽の家」という意味をもつ
ハレアカラ
その荘厳な姿は
島のどこからでも見ることができます。
それは燃えるような太陽の島
それは
わたしがこれまで見た光景で
もっとも美しいものでした。
目の奥に焼きついた一生の宝物です。
いつか
あなたに
このお話を聞いてもらいたいと
思っていました。
最後までお読みくださいまして
ありがとうございました。
あなたにたくさんの幸がありますように
KIMIÉ