真行寺君枝

 

 


 

オールインワンジェルクリーム

ディオティマ

 

 

ディオティマ・オールインワンジェルクリーム

 

 

桜となでしこが秘める

 

類まれなる植物のパワー

 

 

えもいわれぬダマスクローズの香りが

 

あなたの肌を神秘のベールで包みます

 

オールシーズン用

 

 

株式会社うつくしく

 

 

 

 

 

 

おはようございます

 

本日もよろしくお願いします。

 

 

 

今年、最後の日、大晦日を迎えました。

 

 

 

あなたにとってこの一年は

 

どんな年でしたか

 

 

 

大晦日の有名な行事に

 

なまはげ

 

 

秋田の男鹿半島周辺の

 

仮面をつけ藁の衣装をまとった

 

神の使い(来訪神)とされる

 

なまはげがあります。

 

 

 

第二次世界大戦後は大晦日に

 

行われるようになったのだそうですが

 

200年以上の歴史があるのですね。

 

 

 

国の重要無形民俗文化財に

 

指定されていて、

 

 

 

来訪神で、仮面・仮装の神々の一つとして

 

ユネスコの無形文化遺産にも

 

登録されているそうです。

 

 

 

まだ実際に見たことはないのですが、

 

子供のころは、ニュースで流れるのを

 

見るだけで怖くて震えていましたよ。

 

 

 

家々を巡って厄払いをしたり、

 

怠け者をさとしたりするそうですが、

 

発祥の由来はよくわかっていません

 

 

けれども

 

 

怠惰や不和などの悪事を諌め、

 

災いを祓いにやってくる来訪神なのです。

 

 

 

日本の神は、来訪神

 

なのですね。

 

 

 

来訪神は多くの場合、

 

仮面に仮装した異形の姿で現れ、

 

豊饒や幸福をもたらすとされています。

 

 

 

世界各地で見受けられますが、

 

 

日本では折口学により

 

まれびととして提唱されました。

 

 

折口学というのは、

 

 

日本の国文学者・民俗学者の

 

折口信夫(おりぐちしのぶ)が

 

構築した研究や思想を

 

一つの学問体系とみなしたものです。



芸能史・国文学が主な研究分野ですが

 

 

既存の学問の範疇に収まりきらないほど

 

広範囲にわたっています。

 

 

また、それらを総体的に論じる

 

折口用語が数多くあります。

 

 

 

わたしは折口を

 

松岡正剛先生から学びました。

 

 

 

それまでは折口信夫の師にあたる

 

『遠野物語』で有名な

 

民俗学者 柳田國男は知っていても、

 

折口のことはまったく知りませんでした。

 

 



常世(とこよ)、

 

貴種流離譚(きしゅりゅうりたん)、

 

宮中歌人(宮廷歌人)など、

 

 

 

折口によって初めて首唱され、

 

定着した概念は多いのですが

 

 

 

そうした中でも

 

最も重要で、広く知られる概念は

 

マレビト(まれびと)

 

ヨリシロ(依代)です。

 

 

 

折口は

 

国文学の起源を

 

祝詞や呪言に求め、

 

 

さらにそれらが

 

マレビト信仰に基づくものとしました。

 

 

 

また聖なる霊魂をヨリシロによって

 

呼び寄せることによって、

 

 

人間は神秘的な力を身につけられるとし、

 

 

論考『大嘗祭の本義』では、

 

天皇は天皇霊を身につけた人物であると

 

読み解きました。

 



今日では、

 

民俗学のみならず

 

古代学、日本文化論、日本文学研究など

 

 

折口の研究成果は

 

ますます注目され支持されています。

 

 

 

 

マレビト(稀人・客人)は、

 

時を定めて他界から来訪する神の

 

本質的存在を定義する折口用語です。

 

 


外部からの来訪者(異人、まれびと)に

 

宿舎や食事を提供して歓待する風習は、

 

世界各地で普遍的にみられますが、

 

 

 

まれな人、まれな精神であるマレビトは、

 

 

知恵、霊的知識、幸福の贈り物をもたらす

 

遠くからやって来る超自然的な存在を指す

 

古代日本語です。

 

 

 

 

蘇民将来もそうでしたね。

 

 

 



折口は

 

異人で異界からの神「客人」を

 

「まれびと」と訓じ、

 

 

それは本来、神と同義語であり、

 

その神は

 

 

古代日本が信仰していた海の彼方の異世界

 

=常世の国

 

から

 

来訪することを、

 

 

民間伝承や記紀の記述から

 

推定したのです。

 

 

 

 

マレビト神は、祭りで歓迎されましたが

 

 

やがて旅人も

 

マレビトとして扱われるようになり

 

 

 

万葉集や常陸国風土記では

 

 

祭りの夜に外からやってくる神の役を

 

仮面をかぶった若い村人や

 

旅人が演じたと、記録しています。

 

 

 

そして時代が下ると、

 

 

乞食(ほうかいびと)や旅芸人も

 

マレビトとして扱われ、

 

もてなしを受けました。

 

 

 

こうして放浪の修行者も

 

存在できるようになったのです。

 

 

 

 

正月

 

日本神話、神道の神の

 

年神(歳神 大年神)を迎えて祝います。

 

 

この神は『古事記』で

 

スサノオとカムオオイチヒメの子です。

 

 

 

という漢字は

 

もともと収穫を意味し

 

 

収穫が年に一度あったことから、

 

 

時代が経つにつれ「年」になりました。

 

 

 

 

したがって

 

年神は

 

豊作、特に穀物または米の神なのでした。

 

 

 

 

正月の飾り物は、

 

元々は、年神を迎えるためのものです。

 

 

 

門松は

 

年神が来訪するためのヨリシロ(依代)で

 

 

寸胴の門松 (歌舞伎座)

寸胴の門松 (歌舞伎座)

 

 

 

 

鏡餅は

 

年神への供え物でした。

 

 

 

正月の鏡餅を抱えた女。水野年方画

正月の鏡餅を抱えた女 画:水野年方

 

 

 

かつての正月は、お盆と同じく、

 

祖先の霊を呼び、

 

慰霊する行事だったのですね。

 

 

それが次第に分化して

 

新年のお祝いと、

 

一年の無病息災を願うものに

 

変わっていったのです。

 

 

 

今日は

 

折口信夫の折口学の一端を

 

ご紹介させていただきましたが、

 

わたしもまだまだ知り得ていません。

 

 

日本人として

 

もう少し学んだほうがいいと思ってますが

 

 

日本を知ろうとすると

 

必ず出会ってしまうようです。

 

 

 

日本の面影と文化の

 

本来を

 

知らせてくれるのですね。

 

 

 

 

さあ

 

日本の素顔、日本だいすきで

 

締めくくった大晦日になりましたが

 

 

 

この一年、誠にありがとうございました

 

どうぞよき新年をお迎えください

 

 

 

あなたに

 

幸せが

 

たくさん降りそそぎますように

 

 

KIMIÉ