真行寺君枝

 

 


 

オールインワンジェルクリーム

ディオティマ

 

 

ディオティマ・オールインワンジェルクリーム

 

 

桜となでしこが秘める

 

類まれなる植物のパワー

 

 

えもいわれぬダマスクローズの香りが

 

あなたの肌を神秘のベールで包みます

 

オールシーズン用

 

 

株式会社うつくしく

 

 

 

 

 

 

おはようございます

 

本日もよろしくお願いします。

 

 

 

先月末

 

山田太一さんが亡くなられたのですね。

 

心よりご冥福をお祈りするとともに

 

今日はわたしの記憶の

 

山田さんを

 

 

あなたにお話しさせてください。




山田さんは多くの役者を

その脚本により育てられたと思いますが

わたしもその一人でした。



わたしに

テレビドラマでの代表作はなんですか

と尋ねられたら

それは

TBS金曜ドラマ「沿線地図」

と答えることでしょう。




真行寺君枝

 

 


おじいさんが笠智衆さんで、

電気店を営むお父さんが河原崎長一郎さん

岸惠子さんが母親でした。


真行寺君枝

 


わたしは道子という高校生で

同棲して退学し、

大衆食堂で働き始める設定でした。

 



真行寺君枝

 

 


山田さんのドラマの

主題曲選びには定評がありますが


「沿線地図」は

 

フランソワーズ・アルディの

「もう森へなんか行かない」でした。


毎回、ドラマのエンディング近くになると

フランソワーズのこの歌が流れてきて

とても切ない感情が湧き起こるのでした。



真行寺君枝

 

 



山田さんの作品は

社会派ドラマで、家族ドラマ


社会現象の一場面を切り取った

現実味あふれる内容で、



それが1970〜80年代のドラマ全体の

風潮でもありました。



そうした中で

山田さんの作品は「まじめ」で

だからこそ人の心に直接的に訴え、


突き刺さって共感を

 

呼ぶものだったと感じています。



おちゃらけがどこにもないのです。

それが山田さんのスタイルで

それはご本人のお人柄そのものでした。



実際の山田さんは

 


誠実を絵に描いたような方で、



それは話し方とその風貌に滲み出て


この人は絶対に人を裏切らない

と思える



二人といない誠に稀有な方でした。


人間への洞察がストレートで深く

そう感じさせる方でしたが、

それがそのまま作品に表れていました。



NHKの「男たちの旅路」のスペシャルでは

父島でも撮影をし、断片を覚えています。




これもNHKでしたが、小泉八雲を描いた

「日本の面影」では「雪女」を

演じさせていただきました。



それから

 

演出家・木村光一さん主宰の地人会で

山田さんは初めて舞台のオリジナル脚本を

手がけられましたが、

八千草薫さんとわたしを見立てて

執筆されたのでした。


「ラヴ」という作品です。

この作品では

三越劇場の後に

3ヶ月間の旅公演もしました。


次の年も公演が決まったのですが、

わたしはちょうど新婚で

お断りをしてしまったのですね。


それを機縁に、

山田作品への出演は途絶えました。




思い出されるのは

山田さんという方の人間性ですね、

先ほども申しましたが


誠実なことば以外、口にされなかった・・


そうしたお人柄でした。




人間というのは



その関係性、人間関係ですね、それで

 

悩んだり迷ったり



信じたいと思ったり

不信に陥ったりするのですが、



山田さんは信じていい

そう言い切れる実直さをお持ちの方で

 

 

思いやりがあり、

裏表がなく誰に対しても平等で、

責任感が強く、約束を守る方であって、


真剣に話し、聞くことのできる

よい意味での

人間らしい人間でいらしたと

思います。



仕事人だった山田さんですが、


その前に

一人の人間としての実存が

 

浮き彫りとなって思い出されるのです。



御霊安らかなれと

 

心よりお祈り申し上げます。

 

 

ありがとうございました

 

 

 

あなたに

 

幸せが

 

たくさん降りそそぎますように

 

 

KIMIÉ