おはようございます
今週もよろしくお願いします。
昨日は9時から
姉と二人で
天井紙を剥がし始めました
大きめのカッターで
思っていた以上に大変な作業でした。
と言うのも、
天井を見続けてないとならないので、
首が痛い〜。
改めて、ミケランジェロってすごい
と感じ入りました。
わたしは45度の上向きで済みますが、
ミケランジェロ・ブオナローティは
90度ですよ、
天井に対して首を平行に持ってかないと
ならないわけです。
わたしが登るのはたかだか2メートルの脚立
ミケランジェロは
21メートル高の天井に・・・
来る日も来る日も
そんなこと続けたら
頭がおかしくなっちゃう
実際、首や腰に異常を抱え、
絵の具が目に入る
厳しい作業だったそうです。
バチカンのお達しって
とんでもないことさせちゃうのね・・
と、感じ入ったしだいです。
ルネサンス芸術の最高傑作と謳われる
システィーナ礼拝堂の天井に
4年の歳月をかけて描かれた
フレスコ画の一部『アダムの創造』は、
神が人間に生命を吹きこむ瞬間を
表現したといわれています。
神と人間の指が
触れそうで触れられない様子は。
二つの存在は触れ合うことは
決してできない、という表現です。
タイトルは『アダムの創造』ですが、
神がアダムの体を創造する瞬間ではなく
アダムに何かを授けようとしている瞬間
なのかもしれません。
神の背後に描かれている布の形は、
解剖学的に人間の片方の脳とも
言われています。
ミケランジェロは解剖を行っていました。
同時代のレオナルド・ダ・ヴィンチも
そうでしたね。
このようにして
『創世記』をテーマにした作品は
完成しました。
文豪・自然科学者・ワイマール公国宰相の
ゲーテは
システィーナ礼拝堂を見ずして、
一人の男が何を達成できるかについて
明確なアイデアを形づくることは
不可能です。
と言葉を遺していますが、納得です。
渇望する明敏な目に映る
この地上に見ゆるいかなる美も
聖なる源の似姿なり
われらは皆そこから来たり
かくしてのみ、
われらは天国を垣間見ることを得る
ー ミケランジェロ ー
それから20数年が経ち、
今度は祭壇画の制作を命じられます。
それが
『最後の審判』
1535年から約5年の歳月をかけ
1541年、完成。
天才とは永遠の忍耐である
ー ミケランジェロ ー
ありがとうございました。
あなたの両手いっぱいに
幸せがふりそそぎますよう
KIMIÉ