星の王子さま
本日もよろしくお願いします
大切なことは目には見えない
おはようございます
この一文は
サン=テグジュペリ『星の王子さま』の
一説です。
心で見ないと、
肝心なものごとはよく見えない
と
王子様は狐に教わるのですが、
今日は、作者のサン=テグジュペリの
お誕生日なんですね。
1900年(-1944年)に生まれました。
50フラン紙幣
『星の王子さま』は聖書に次いで、
世界で二番目に多くの言語に翻訳され
最近 新たに翻訳された言語は、
北アフリカのハッサーニーヤ語だそう。
人間の本性に対する明るさと悲観の
両方が込められたこの哲学的な物語は、
すぐに世界的に大成功を収めたのです。
王子様とテグジュペリ
リヨンのベルクール広場
あなたは
この物語、読みましたか
わたしは中学一年のお誕生日に
姉がプレゼントしてくれました
この本は子供向けではないかもしれず、
大人だからこそ読む本かもしれません。
6年生のサン=テグジュペリ
絵も本当にステキですが、これも
作者が描いたのですね。
フランスの貴族で飛行士兼作家の
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ
生涯に3度、飛行機事故にあいました。
最期は北フランス軍に復帰し、
対独偵察飛行に出て行方不明となり
「愛国殉教者」として名誉の死を遂げた
ことになっています。
最初のトラブルは、
まるで王子さまと同じよう
サハラ砂漠に不時着し、
水も食糧もないなかの
奇跡的な生還でした。
1935年チェニス
フランス領チュニジア統監と
わたしは数年前、
彼の『人間の土地』を読みました。
それ以来、
ずっと心の中から消えません。
この回想録は、
彼の人生における一連の出来事
とりわけアエロポスタルでの
仕事を思い出させます。
アエロポスタルのポスター
物語の中心となるのは、
1935年にリビアのサハラ砂漠で
相棒の航空技師アンドレと遭遇した事故
2人は喉の渇きで死にそうになり、
遠くから見ていたベドウィンによって
瀕死の状態で救われました。
その遭難で、
人間の本然は、
果たしてどこに宿っているのだろうか?
と作者は綴りました。
救出までの3日間、
助けを求めて砂漠を彷徨い、
蜃気楼を見・・・・
人間が砂漠の極限状態で
死が、刻一刻と迫りくるなかで
おおい!
この地球には、本来人間が
住んでいるはずではないか・・・・。
ー おおい!人間ども!・・・
声をからし、もう声が出ない
こんなに叫んでいることにばからしく
感じる・・・・。
それでももう一度叫ぶ、
ー 人間ども!
どのような感覚に陥るのか、
どんな幻を見るのか
そして互いに愛を感じ合うのか
機会があれば、まだであれば
あなたもぜひお手に取ってください。
水よ、あなたには味も色も香りもない。
私たちはあなたを知ることなく、
あなたを定義することはできず、
あなたを味わうこともできない。
あなたは人生に
必要なものではありません。
あなたは人生なのです。
サン=テグジュペリは、本書で
ヒューマニズムの鍵を
明確に挙げています。
しかし、
私たちを救ってくれたあなたに関しては
リビアのベドウィンよ、
あなたは私の記憶から
永久に消去されるでしょう。
あなたの顔を
決して思い出すことはありません。
あなたは人間であり、
同時に
すべての人間の顔として
私に現れます。
あなたは一度も
私たちを見つめませんでした、
そしてあなたはすでに
私たちを認識していました。
あなたは最愛の兄弟です。
そして、今度は私の番ですが、
私はすべての人の中で
あなたを認識します。
この出来事は、
友情、死、英雄行為、
意味と真実の探求など
いくつかのテーマについての考察を
刺激するものでした。
1998年
海中から引き上げられたとされる
ブレスレット
サン=テグジュペリは、この作品で
特に彼のヒューマニズム的価値観を
表現しています。
精神の風が、
粘度の上を吹いてこそ、
はじめて人間は創られる
どうぞ爽やかな
清々しい一日を
お過ごしください
KIMIÉ
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KIMIÉ