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真行寺君枝

 

女優&モデルのテクニックを使った

ビューティーメソッド

ベストクオリティーな

美人に変身する美容術

 

 

9月9日(金曜日)より

9月25日(日曜日)まで

無料相談終了しました

 

次回をお待ちください

 

 

 

 

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真行寺君枝

 

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プラトン著『パイドン』

 

 

おはようございます

 

 

ゴールデンウィーク

 

本日もよろしくお願いします

 

 

 

赤薔薇

 

 

 

ソクラテス最期の日


あなたに

わたしが今日

話をさせていただくのは、



プラトン著『パイドン』
 ー 魂の不死について ー



それをかいつまんで

お話しさせていただくのです。



あくまで要約で

本当はあれもこれも全部を

お話ししたいのですが、


紙面上できないので



それをお断りしなければなりません。



それでも



世に稀な名著の薫香の一端を

お伝えすることができれば、

これ以上の幸せはありません。




赤薔薇

 



早朝

 

哲学の友が

いつものように集って入ると、



今しがた鎖から解かれたソクラテスと

妻のクサンティッペが子を抱いて

座っていました。



クサンティッペは弟子たちを見ると



ああ、ソクラテス、

 

今日が最後なのですね

この親しい方々があなたに話しかけ、

あなたがこの方々に話しかけるのも





そう言って、大声で泣き叫び

胸を打って悲しみました。。。



クサンティッペは古来、

 

悪妻と伝えられていますが

 

そんなことはありません。

 

 

 

クサンティッペの存在があったから

 

その支えがあったからこそ

 

ソクラテスは

 

ソクラテスでいられたのだと

 

思います。

 

 



ピンク薔薇ピンク薔薇ピンク薔薇

 




ソクラテスは獄舎に入ってからの日々


アイソポスイソップ)の物語を

詩に直したり、

アポロンへの賛歌を作ったりしました。



書き物というのは、ややもすれば

書き手による一方的な能動なので



書物を一冊も著さなかったソクラテス

 



なのにここへきて・・・なぜ



ソクラテスにとっていちばんの大事は

 

ロゴス(言葉)でした。


ソクラテスはあくまでも

対話問答に重きを置いたのです。



今まさに生まれ出た、

 

命が吹き込まれたロゴスの応酬こそが




ソクラテスにとって

最も重要な行いだったのです。






けれど

 

最期にのぞんで



生涯に何度も見た夢のお告げの意味を


確かめようとしていたのでした。



ソクラテス、文芸(ムーシケー)を作り

それを業とせよ





これまでソクラテスは

哲学こそ最高の文芸だと

考えてきたのでした。




けれども神の祭りが死を妨げている間に

もしかしてあの夢は

通俗的な意味での文芸をなすように

命じていたのかもしれないと

 

思い直したのでした。




詩人(作る人、ボイエーテース)なら


ロゴス(真実を語る言葉)ではなくて


ミュトス(創作物語)を作らなければ

と。





仲間との最後の朝は

こうした話から始まりました。

 




ピンク薔薇ピンク薔薇ピンク薔薇

 



そして



人間は神々の所有物だとする、

自殺禁止論へと話は移り


その上で、


哲学者は死を恐れない。

死とは魂と肉体との分離で、

哲学者は魂そのものになること、

すなわち

死ぬことの練習をしている者だから

 

と語られます。

 




一見すると何を言っているのか

戸惑うかもしれませんが、

 

 

これは



一昨日、昨日と記したように

古代ギリシア哲学に特有の思考でした。


人間は

着飾ったり、豪華な暮らしをすることが

重要なのではなく


魂を磨くことこそが生きる意味で

 



死してなお、

肉体は滅びても魂は不死である


古代ギリシア哲学の要は

特にソクラテス以降では

 

この探求にあったのです。




ソクラテス、プラトン、アリストテレス

彼らは

魂には論理的な能力があり、

それは人間の行動の中で

最も神聖なものとみなしました。





そして

副題にある

霊魂不滅の証明へと


話は展開していきます。




生成の循環的な構造からの証明
(生から死へ、死から生へ)


想起説による証明などが展開し、


霊魂不滅の最終証明
(イデア論による証明)



イデアというのはずっと以前

触れたことがあったと思いますが、


これはプラトン哲学の中心概念です。



でも今日は触れずに先へ進みましょう。

ややこしいのでまたの機会にゆっくりと

話させていただければと思います。


それでも

ひとことで言い表すなら


そのものを、そのものたらしめている

真の実在。

 



イデアはさまざまなものに付随します。


花のイデア、机のイデア、時間のイデア

宇宙のイデア、美のイデア、善のイデア

・・・・・・・


たとえば


人は

人のイデアに与(あずか)ることにより

人なのです。



それは「人」の

 

第一条件といってもよいと思います。

 



人間であることの定義で、

一番最初にくるもの、


これだけは絶対外せない

これがなければ人とは言えない


人であるためには絶対必須の

肝腎要となる真髄のエッセンス、


永遠の真理


とお考えください!!




 

 

英語ではソウルです。

古英語には

救い厳粛な誓いの意味もあります。



多くの哲学的および宗教的伝統では、


魂は人の精神的な本質であり、

肉体の死後も

生き残ると信じられています。

 

 



横山大観著『Metempsychosis』(1923年)の一節。空の蒸気から一滴の水が渓流に変わり、それが大きな川に流れ込み、海に流れ込み、そこからドラゴン (写真)が立ち上がり、蒸気に戻ります。東京国立近代美術館(重要文化財)

横山大観『生生流転』1923 一部

空の蒸気から一滴の水が渓流に変わり

それが大きな川に流れ込み

海に流れ込みそこから龍が立ち上がり蒸気に戻る

東京国立近代美術館(重要文化財)



古代ギリシア人は

「生きている」という概念を表すために

μετεμψύχωσις

エンソウルドメントmetempsychosis


という言葉を使用しました。



魂は肉体に生命を与えるもの

と信じていました。


エンソウルドメントは

哲学では魂の転生、

 

特に死後の転生です。



ギリシア語では魂はプシュケーといい

もともとは息の意味です。



「プシュケとアモール」 フランソワ・ジェラール 1798  ルーヴル美術館
「プシュケとアモール」
フランソワ・ジェラール 1798 
ルーヴル美術館


プシュケーには蝶という意味も




もし魂が不死でないとするなら

どのような悪をおかしても

死ねば、それで、ごはさん!?


ということになってしまいます・・




ソクラテスは


神話
ー 死後の裁きとあの世の物語 ー


を語って、

 

魂不滅の証明を終えました。




しかし一昨日も記したように

 

 

 

あの世の存在を

 

魂の不滅を

 

絶対視したわけではありません。

 

 

不可知なことは確めようがありません。

 

 

 

それでも

 

未知への移住に希望を抱き、

 

 

 

いたずらに

 

知りえないことを知ったつもりで

 

判断はするのは、

 

知を愛する哲学者のおかしてはならない

 

臆見(ドクサ)と、戒めたのです。





ピンク薔薇ピンク薔薇ピンク薔薇

 

 

陽が傾き




ソクラテスは

 

屍を洗わせる手間を

 

女たちにかけないで済むよう

 

沐浴に行きました。




そして戻ると



二人の小さな息子と

一人の大きくなった息子、

身内の女がやってきて


しばし話し合い、

 

別れを交わして帰へしました。


これ以上の悲しみに

 

身悶えさせたくなかったからです。




ピンク薔薇ピンク薔薇ピンク薔薇

 



日暮れも近くなっていました。




ソクラテスは



毒杯を用意するよう伝えてくれ

 

 

と仲間に頼みました。



クリトンが


太陽はまだ山の端にかかっていて

沈みきっていない

 何も急ぐことはない、まだ時間はある




と言いましたが、

 

 

ソクラテスは


 

ほんの少し後になっても

 

儲けになるとは思わない

 

僕自身に対して僕自身を

笑いものにするくらいが関の山だ




毒ニンジン

毒ニンジン

 



そう言って毒杯を頼んだのです。


それからかなり時間が経ってから


毒を与える役人が盃を持って来ました。





飲んでから、足が重くなるまで歩き、

それから横になれば、

薬が自然に効いて来るでしょう

 

 



と、盃を差し出しました。



ソクラテスはまったく上機嫌な様子で

それを受け取り、少しも震えずに、


顔色や顔つきもまったくそこなわず



いつものように牡牛のような目で、



この世からあの世への移住が


幸運なものであるように



 

神々に祈ると同時に、


盃を口にもってゆき、最も無造作に


また平然とそれを飲み干しました。




それまでは、仲間の多くの者はなんとか


涙を堪えることができていましたが


ソクラテスが飲むのを、そして、

すっかり飲み干したのを見たときには、


もう駄目でした。

どっと涙があふれて、

顔を覆って、みな我が身を嘆きました。



アポロドロスは、ずっと前から

涙を流し続けていましたが、


ついにそのとき、嘆きと怒りのあまり


大声をあげて泣き出し、


そこにいたすべての人の心を


引きちぎったのです。




なんということをしているのだ

呆れた人たちだ




ソクラテスは言いました。




人は静寂のうちに死ななければならない

我慢するのだ





ソクラテスは言われた通り歩きまわり

足が重くなってきたと
 

横たわりました。



役人の男は、足と脛を調べて押し、

感じるかどうか尋ねました。



感じない

 

 

とソクラテスは答え、



それがだんだん上へ上がってゆき



下腹部あたりまで



冷たくなっていったとき、



ソクラテスは

顔の覆いを取って言いました。


これが最期の言葉でした。



クリトン、


アスクレピオスに

雄鶏一羽の借りがある

忘れずに、きっと返してくれるように




アスクレピオスは医術の神です。




うん、きっとそうするよ

他に何か言うことはないかね





クリトンがこう訊ねたとき、


ソクラテスは

もう何も答えませんでした。



少し経ってから

体がピクリと動き、


役の男が顔の覆いを取り除けると



ソクラテスの目は

じっと座っていました。。。




それを見てクリトンは、

目と口を閉じてあげたのです。
 

 

 

 

赤薔薇

赤薔薇

 

 



いかがでしたでしょうか。



ソクラテスが常に問い続けたのは

 

 

いかに生きるべきか

 

 

という問いで、

 

 

魂の配慮

 

 

への呼びかけでした。

 

 

真実の自己を求め続けたのです。

 

 

 

善、正義の真実を知り

 

それを実践する自己

 

 

それは

 

 

徳の認識において発見され成就する

 

なにものかでした。

 

 

 

徳の本質は

 

永遠不変の自己同一を保つ実在で

 

それを求め続けた人生でした。

 

 

 

 

 

 

長くお付き合いくださり

 

ありがとうございました。

 

 

 

あなたにとって

 

善い休日となりますように赤薔薇

 

 

 

 

プラトン著『パイドン』

 

 ー 魂の不死について ー

 

 

KIMIÉ

 

 

 

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真行寺君枝

 

女優&モデルのテクニックを使った

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主宰   

真行寺君枝

 

 

女性の美しさは

その人の魂の真の美しさ

愛情のこもったケア、情熱によって

時とともに増していくもの

 

ー オードリー・ヘップバーン ー