究極の美・ミニマリズム
おはようございます
本日もよろしくお願いします
昨日は哲学のお話をさせて頂きましたが
今日はインテリアなんですが、
これは視覚芸術で芸術は
哲学そのものに
通じていると思うのです
それで
シンプル イズ ベスト
ミニマリストの暮らし
ミニマリズムの生かし方を
お話しさせていただければと思います。
それは
完成度を追求するために
装飾的趣向を凝らすのではなく、
それらを必要最小限まで省略する表現
スタイルですよね。
ミニマリストは哲学者で
ミニマリズムは哲学ですよね
ミニマリズム
ミニマリズムは
視覚芸術、音楽が主ですが
第二次世界大戦後、
西洋美術で始まった芸術運動です。
1960年代以降のアメリカの視覚芸術で
最も高まりました。
その源泉の一つは
絵画の革命
ロシアのマレーヴィチにはじまります。
マレーヴィッチ『黒の正方形』1915年
カンバス上の『白の正方形』1918年
マレーヴィチ以降、
絵画は浄化され、空っぽになりました。
画家たちは
絵画を純粋な色や幾何学的な形に
元の状態に戻し、
そのままを追求しました。
無のイメージ、崇高な何かのイメージ
絵画は存在論的かつ哲学的になり、
完全に物質的
または
完全に精神的になりました。
日本の美
ミニマリズム、ミニマリストは
伝統の日本文化に密着しています。
和歌、俳句、芸道の形、枯山水、
水墨画、茶室、盆栽などは、
限られた状況・空間や
色彩の中に
無限の世界を見出すからです。
日本の伝統的な世界観
「わびさび」の美学を反映しています。
シンプルさの考え方は、
特に禅の哲学に見られます。
日本人は、
禅文化を
建物の美的要素と
デザイン要素に取り入れます。
この建築の考え方は、
西洋社会、特に18世紀半ば以降の
アメリカに影響を与えました。
さらに
19世紀のミニマリスト建築に
影響を与えました。
シンプルさの禅の概念は、
自由と
生活の本質にアイデアを伝えます。
シンプルさは
美的価値だけでなく、
物とその物の内面の本質を明らかにする
道徳的認識を持っています。
間という日本の美的原則は、
何もない、
または開かれた空間を指します。
不要な内壁をすべて取り除き、
空間を開放します。
空間配置の空、無
それは
最も本質的な性質へ落とし込まれます。
日本のわびさびの美学は、
シンプルでプレーンを重視しますが
不必要な機能がないことを高く評価し、
静かな生活を大切にし、
素材の生来の性質を明らかにすることを
目指しています。
たとえば、生け花の
日本の花の芸術には
花に
それ自体を表現させる原則があります。
池坊千畳流第40代宗家
四条画派の草加百鬼画 1820年
茶花は
華美を避け、究極の一輪に美を極める
枝、葉、花を切り取り、
植物の本質的な部分だけを残して
本来の性質、真髄を伝えます。
インテリア
それでは具体的に
ミニマリズムを生活に反映させた
インテリアを見てみましょう。
ミニマリストの暮らしというと
イメージとして白が浮かびますが
それにとらわれる必要はありますか?
ものがなければないほど、
イマジネーションは高まりますね。
ミニマリズムはひとつの思想で、
資本主義の消費経済に疑問を抱いた
壮年期の人たちの間で流行していますが
終活を意識したシニア以降の年代にも
有効なアプローチですね。
こちらの部屋は、
MASAKAZU BOKURAさんデザインの
パリのアパルトマンです。
19ミリの厚いガラスでできたバスタブ
暮らしとアートが融合しています。
スタイリッシュなモダンミニマリズム
太く立派な梁にバランス感覚が生きる
消石灰の塗料の壁が光を反射します。
ランプは、イサム ノグチ。
照明は複数の光を使っていますが、
光量がそれぞれ違います。
なぜかというと
オークを使った家具と床を生かすため。
部屋作りで重要な要素は光です。
日光を取り入れることで健康的な
明るい暮らしを実現できますが、
間接照明は空間演出に最適です。
テーブルは
床に座わる日本式の食事用に
低くしてあります。
2箇所、ガラスケースに入った草を配し
リビングを息づかせています。
そして特殊なデザインの暖炉は、
時を忘れさせ、
ぬくもりと癒しを与えます。
再建築された建物でセーヌ川沿いにあり
5つのテラスから景色が楽しめる
屋外の風景を絵画のようにとらえ、
大きな額縁に見立てた窓のことを
ピクチャーウィンドといいます。
街の素晴らしい風景、モニュメントが
まるで絵画を眺めているよう。
時間とともに移り変わるパリの
光がさし込む気持ちのよい
大きなリビングルームには、
ゆっくりとした雰囲気が流れています。
こだわり抜いた究極の選択をするには、
感性と知識が磨かれていなければ
できるものではないですね。
インテリアは
一生愛する気持ちで選びたいですね。
どこにもない、
誰も持っていないものは
貴重です。
決して無機的にならず
どこか有機的な部分を残すのも大事。
ルーヴル・ピラミッド
MASAKAZU BOKURAさんは、
1976年に早稲田大学で
建築と都市主義の学位を取得し、
1979年にはパリの
エコール・デ・ボザールで
2番目の学位を取得しました。
1983年~1989年の大ルーヴル計画では
イオ・ミン・ペイに協力しました。
いかがでしたでしょうか。
日本の美
それは
究極の
美の本質
伝統と現代の融合の美
日本人であることに
誇りをもって
さらに新しい美をご一緒に追求し、
励ましあって
今日の美を創造いたしましょう。
本日もありがとうございました。
あなたにとって
ハッピーな日曜となりますように。
KIMIÉ
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本気で美人になることを望むなら
手探りを繰り返すより
その道に精通した人に習うのが
一番の近道です。
健康美でエレガンス
キミエ・メソッド
あなたの美のパートナー
KIMIÉ