人工股関節、

右脚術後2年10ヶ月、

左脚術後2年8ヶ月。


緊急事態宣言解除されたおかげで

実家の親の用事やらなんやらで

ブログ滞ってました。てへぺろ


今日の話題は、

先週のスポーツ整形運動療法の件。


前回、

縮んだ右の腸腰筋を回復させるべく

教わったストレッチだけど、

お尻の横側を伸ばすと

仙腸関節が痛くなっちゃって。


右は腸腰筋が硬いのはさることながら、

むしろ悪いのは

中臀筋や外旋筋群では?、

と思い、PT先生に聞いてみた。


「右の下腹部痛が始まったのは

外旋筋群を痛めたのがきっかけなので、

ここをよくほぐしてみました。

そうしたら、

バレエで股関節外旋(アンデオール)して

立つのが安定し、

お腹への負担が減ったように思います。


けれど、外旋筋群をほぐすと

その上の中臀筋の硬さが気になってきて。

右脚で踏ん張れないのは

中臀筋のせいではないかと...」


中臀筋が硬くなるのは、

変形性股関節症あるあるで、

また、人工股関節の手術で

ダメージを受けやすいところ。


特に私の場合、

バレエをやるということで

脱臼防止のために

オフセットを長くしているので

術後は左右とも

中臀筋がパツパツに突っ張った。


月日と共に馴染んではきたものの、

右脚は大転子のところに

妙な引っかかりがあり、

右側を下にして寝るといまだに少し痛い。


そして、

今練習中の「森の女王」に出てくる

エカルテの右足ルルベ。

あれができないのも

中臀筋のせいではないか、と思うのだ。


(捻挫による足首の不安定さもあるけどね)


それを確信したのは、

8月に撮ったこの自習動画。


アームスを敢えてつけずに

足とボディだけでルルベしてみると、

左軸の時は

骨盤側面ラインがほぼ垂直だが、

右軸の時は左に傾いていて、

それをカバーしようと

胸郭を右にスライドさせている。


右の腸骨をもっと下げなきゃ!


それには中臀筋、だな。

中臀筋を働かせて腸骨を下げる、

そうしたら、ウエストのくびれが消え、

胸郭は自然に右にスライドし、

右の脇ラインが垂直な1本線になる、

はず。キョロキョロ


これが私の推論なんだけど、


PT先生にはこの動画は見せてないし、

「ポワントでルルベ立てない」とか

「コンクールに出る」とかは

伝えていない。


健康保険で受けてるだけになんか言いづらくて。

そもそも20分しかないから余計な話はできないし。


だけど、

「右足で床を押せない」の一言だけで

理解してくれたようで、

さっそく施術台で

筋肉の状態を見てくれた。


「確かに。

中臀筋が硬いですね。でも...、

これ、ほぐすのは危険です」と。


え?、何で?


「キミドリさんの場合は、

中臀筋が張ってることで

仙腸関節を安定させていると

思われるからです。

おそらく今、急に緩めたら、

均衡状態が崩れて

仙腸関節痛がまた出てくるでしょう」と。


そ、そんなぁ!チュー


「今は、我慢です。

キミドリさんは

人工股関節の手術で

オフセットを多くしてるんですよね?

それを馴染ませるには時間をかけないと。

ほぐして、しめる、を

少しずつ繰り返して行き、

その中で最適な動きを探っていけば、

ピタッとハマるところが

必ず出てきますから」と。


ちぇーっ。


せっかく解答が

見つかったと思ったのにぃ。ショボーン


(コンクールのことは言ってないのに

回復を焦ってることを見透かされた?)


でも、左脚の中臀筋は

硬くてもちゃんと機能してるんだから、

右脚だって全体を弛めずに

痛みを引き起こしてる硬結だけを

ほぐせないものか...。


人工股関節のハンデ克服まで

あと一歩のところまで来たと思ったのに、

その一歩が難物〜。ショボーン


ていうか、

術後の回復がまだ完全じゃないうちから

バレエのような片脚立ちの多い運動を

ガンガンやるのは、

中臀筋に負担をかけるばかりだよね。えー


人工股関節回復途上の皆様も

お気をつけ下さいねー。