梅雨明け宣言がないままに、いきなり雨が止んでからの数日。

湿度が高いまま晴れるからーで、室内湿度は80%近くになっており、

不快指数急上昇ナリ。皆さまコンニチハ樹木キミドリです。

 

、、というか、部屋の中でも熱中症になるらしいので気をつけよう。頭がぼーっとしているような、、ならば惜しまずクーラーをつけようじゃないか!それにしてもここ数日間の激動?の日々よ!記憶にも日記も残すことに。

 

テレビで何度も見かけたことのある芸人が座長を務める舞台を観に行った。死んでいないのに何度か死亡説が流れたという歌手(女優)がゲストとして出たが、彼女こそが私のお目当ての方、研さん!今年になってなぜか彼女の書いた本などが手元にやって来て読み、笑い、頷き、、でとにかくとっても気になっていたのだった。彼らは只今絶賛全国を巡業公演中で、今年の3月にこちらでの公演を見に行けず、もうしばらくは無理か、、と思っていた矢先、比較的近い街へ再びやって来るという情報を聞き付け、すぐにチケットを押さえたのだった。もちろん誰にも言わず誘うこともなく、今回も1人で出かけることにスル。

そう遠くない、何度も行ったことのがある街だったが、久しぶりとなると、やたらと新鮮で、静かにはしゃぐ感じか。高速バスでは1時間半くらいの街。ほとんど寝てしまったけれど。

前の夜仕事を終えて帰宅して、翌日に備えて早めに就寝。なのになぜかあまり寝付けず(遠足前の小学生状態)、高速インターの途中で事故が発生しており、そこだけアナウンスで一瞬目覚め、激しく損傷した2台の車を横目で眺めてまたすぐに寝てしまったらしい。気付くと降車スル場所へ来ていた。

会場は街中で、降りたバス停の目の前。既に黒山の人だかり。湧いて出てくる蟻のように人の群れが増えていく、、というか人の波に沿って押されるように進むといつの間にか会場に着いていた。

 

1階S席、隣も周囲も、いや、ステージ向かってあたりをぐるりと見渡せば、会場全体が老人ばかりで驚いた!高齢の方が多いかもーとは思っていたが(出演される2名のお二方もそれなりのお歳なので)、しかし本当に見事にジジババだらけで!笑笑!!平日の昼間の回で満員御礼。会場はすごい熱気。そしてよくよく見るとみんな嬉々として笑っている!と言う何とも不気味な状況。というか自分の老人の域なのに、何だかその状況にツボってしまい、湧き出る笑いがどうやっても堪えられず、うっかり声に出して笑ってしまう。その後も笑いはなかなか止まらず、自分で言うのも何だが、知らない街だし周囲も知らない人ばかりだし、、とただただ笑いが止まらない妙な人という感じになってしまったが全く気にならなかったと言うのも事実。

 

で、何が良かったって、お二人が素晴らしかった。研さんの歌が沁みた。舞台の構成が良かった。梅澤氏の手抜き無しのプロ魂を見た。役者とは、芸人とは歌手とは、、まぁホントすごいもんである。芸事以外の途中の喋りが絶妙すぎて、さらに笑いが出るというってどう言うことなのか。笑いすぎて涙が出て、涙拭いながらたくさん拍手した。多分かなりの幸せナントカが放出されたと思う。(会場を包むあの不思議な雰囲気は、会場にいたジジババの皆から放出されたものだったのかもしれない。初めて体験した何とも言えない雰囲気を、文字にして言葉にして表すことなんて難しい、、)

 

帰りは反対方向へ少し歩くとJRの駅があり、そこから快速電車に乗って帰ってきた。ちょうど学生や会社帰りの人たちと一緒になり人は多かったが席に座れたのでまたずっと眠っていた。夕日が瞼の上に輝いて起こされ、乗り越ししないよう降りる二駅くらいは起きていた。いつもの大きな駅で降り、帰路に着く人。、これから何処かへ出発スル人、すれ違う多くの人々にもそれぞれの人生があり、、とかナントカ考える癖を止めたい。

駅地下で安くなったお惣菜と弁当を買って帰宅。1日を思い出しながらニヤニヤして晩御飯を食べる。寝る前に子BとLINEで話して、少し早めに就寝。日中移動時にあんなに寝たのにまた眠る。

 

いつものように起床すると、深夜子Aからの数回の連絡アリ。異国にいる義理の妹が亡くなったと言う知らせだった。しばらく会えていなかったが、以前から病気で随分と大変だったと言う話を聞いていた。最後に話したのは一年半前くらいか?久しぶりに声を聞き、以前とと何ら変わらぬ話をした。コロナで重篤になりICUに入っていた時期もあったらしいがその時は助かったのに、私よりまだ若いのに、今度は心臓が止まってしまっただなんて。

愛らしい人で面白くって同時にとても苦労した人だった。もう一度会いに行けたら良かった、、と言うのは有りがちな後悔であり大いなる言い訳だ。いつか、、と先送りすると、会いたい人に会えなくなることくらい分かっているのに。それでもかつて住んでいた街、できればいつか戻りたい、、といつもいつも願うNYという都市は、今ではすっかり遠い街になってしまったようだ。RIP、Ingirid、We  love you.