とある年末、

母が急に施設に入るからと言い出した。

だから、住んでいた家を売るからと。



イヤイヤイヤイヤ、

そこ、有料老人ホームでしょう?

年金だけじゃ足りないし、売ったお金で何年補填出来るの?


ムリムリムリムリ


と、なった。


その時は説得して、

その後、頻繁に帰省するようにして母の様子を見たけれど、

そんなにガッツリ介護を必要とする状態でもない。


本人的には、食事の支度や身の回りのことをするのが億劫とか一人暮らしが寂しいということなのか。



詳しい経緯は分からないけれど、

母のそんな心の状態の時に、

すぐ近くに有料老人ホームとしてはお安めの施設が出来た。

興味本位で見に行ったのか違う経緯があったのか、入居するのにお金が足りると思い込んだ。


施設側の『利用者獲得』の強い『営業』もあったのだと思う。


その施設はそういう問題があったことを後でケアマネさんからも聞いた。


母自身も諦めきれず、

後からもその施設やケアマネさんに問い合わせたと聞く。




介護施設とはいえ『商売』なのだからそんなこともあるだろう。


今だって、

いろんな物が値上げして、空き部屋があったりしたら経営が厳しいからとそれに近い状態もあると思う。

人件費だってそれなりに頑張らないと人も来ないから。


そうなると、

前より入居出来るのは『タイミング』が大きいのかもしれない。




その先に、

入居者が獲得出来なくて、もしくは物価に追い付けなくて倒産も十分ありえるし、

人手不足から、あまりに手のかかる利用者は初めから入れない、もしくは退去を求められることが増えるはありそうなこと。


介護保険のほころびをだましだましはずっと続いている。