介護の仕事を始めて、

デイサービスの仕事では高齢者の食欲に驚いた。




母のところにも行っていて、

母は食欲を失っていてあまり食べなかったから、

凄くギャップがあり、驚いた。



とはいえ、デイサービスだから、

お元気な方が多い


出している食事の質も悪く無かったから、食事も進むということ。





母は、食べないことでも機能が衰え、

やる気もなくなって、

ショートステイならぬ、ロングステイになっていった。


そして、

在宅で過ごすより、

毎食、上げ膳据え膳で暖かい食事が取れる施設の方が良いと思うようになっていったようだった。

三食ちゃんとした食事が取れて、

介護度が下がるかと思うくらい回復していった。





私が、

デイサービスを経て、

特養の認知症の一番重いフロアで働くことになったとき、

今度は、

食事介助の大変さに驚いた


ほとんどの方が、食事介助が必要で、

かろうじて一人で食べれる方も、

こぼす方が多いくらいで、


普通食はほとんどなく、

刻みやペースト状の食事を召し上がっていた



食事介助は、

不馴れだと時間内に半量も減らなくて、

つまらせたらどうしょうとか、

水分は足りてるかとか、

楽しい食事というよりは、

食べて頂くという戦いだった



ふと、

ここまでして食べさせることに疑問も持ってしまった。


もちろん、

そこで食事が止まればなるようになっていくのだろうけれど、


どこまでやるのかという大きな疑問が心に重くのし掛かった



家にいて、

家族なら、ここまではやってあげたいという気持ちから動ける


介護の現場では、

そこまでの思い入れは無いから(思い入れがある人はいるだろうけど)、尊厳を守るというところで動く



食べるということが、生きるということに繋がっていると思えば、

尊厳を守るということは食べさせるということで正解なんだろうけれど、


なんか違うような気もしていた。



今、逆の、

母を特養でみてもらっている立場になり、

母はどこまで望むだろうかと思う。


食事を楽しめているうちは安心でも、



もう、食べたくないとなったとき、

意思表示は尊重されるのだろうか。


そこは、難しいと思し、


施設におまかせするしかないので、

悩ましい