中学の終わりから、
お付き合いしていた同級生の女の子、洋子ちゃんに、
高校の終わり頃、喧嘩して、ふられた。
洋子『あなたは、そういう、冷たい人なのよ。』
最愛の女の子に、捨て台詞をはかれ、
僕は、後頭部をショットガンで撃たれて、蜂の巣になった頭を抱えて、
廃人のように、4流大学に通い、日々飲んだくれていた。
ある日、中学時代の友人から電話があった。
友人『成人式、みんなで集まる?』
ああ、成人式か。
何にも考えてなかった。
成人式に行けば、洋子が来ているかもしれない。
成人式には行けなかった。
後日。
友人『成人式に来てなかったのは、お前と、登校拒否の山田君だけだったよ。』
あはは。
今思う。
洋子の顔よりも、山田君の顔が思い浮かぶ。
山田君は、あれからどんな人生を歩んだのだろう。
洋子は、きっと、よい人生を送ったことだろう。
(・д・)