今回で中尾彬版の『本陣殺人事件』は最終回となります。
どうぞ最後までお付き合い宜しくお願い致します。
ﾍﾟｺ
ﾍﾟｺそれでは、いつも通り
本編です( ﾟДﾟ)／／
🔻関係者一同は庭に集まり、金田一耕助によるトリックの解明が続きます。克子のおじさんも真剣な眼差しで見守っています。
🔺警察の捜査員達も、前例の無い、あまりにも大掛かりなトリックに半信半疑といった様子です。
🔻磯川警部は眼鏡を外し、「信じられない」と言ったような、驚きの表情を見せます。
🔺水車の軸が巻き取る琴糸に引っ張られ、ゆっくりと雨戸の上部の欄間（らんま）から日本刀の柄の部分が見えて来ます。
🔻琴糸により引かれて、庭に出た日本刀。
🔺もう一方の琴糸は、軒瓦（のき）の下部にある破風板の隙間に挟み込まれた琴柱で方向を変えられています…………
🔻琴糸は木の方へ繋がっています。
🔺木の幹には鎌が刺さっていて、
この先の竹藪の竹で琴糸がさらに方向転換され竹藪を介して松の木の方へ糸を向かわせています。
🔻琴糸が集合するのは、松枝の添え木に使われている、節（ふし）の抜かれた竹筒です。
🔺水車に巻き取られた琴糸は、どんどん
張られていき、日本刀は石灯籠の方へと進みます。
🔻ピンっと張られた琴糸を受ける琴柱。
🔺張りが限界にくると、挟んであるだけの１番脆い部分の琴柱が外れて、吹っ飛んで地面へ落下。
🔻琴柱が無くなり、さらに琴糸が水車により張られると、竹藪の竹に引っ張られた琴糸が上へ移動していき、鎌の刃で琴糸が切断される事で、庭を一周するように張られていた琴糸が一気に張りを失います。
🔺琴糸により曲げられていた竹藪の竹が勢いよく元の位置に戻ろうとして
琴糸を弾くような大きな音を出します。
金田一「竹藪が糸を弾く音を、琴を鳴らしてカムフラージュしていたのです」
🔻琴糸が切られた事で日本刀は地面に落下して
石灯籠の側に突き刺さります。
🔺さらに水車で引っ張られた琴糸は日本刀の鍔（つば）をスルスルと抜けていきます。
🔻日本刀から琴糸が抜け、石灯籠の中を通って向こう側へ。
🔺あとは水車が自動的に琴糸を全て回収してくれるので、残された日本刀だけが石灯籠のそばに突き刺さっていたのです。
おじさんはもちろん、刑事達も全員、
綿密に練られたこの仕掛けに驚愕しました。
🔻賢蔵は完璧主義者なので、自分が死んだ後に、このトリックが失敗して、自殺だとバレる事は我慢できなかったので、何度も実験を繰り返していたのでしょう。そこを三郎に見られてしまったわけですが………。
🔻克子は殺されるほどの罪はまったく無かったと思います。日本刀で惨殺されるという、とても痛い最期を迎えて、本当に不運で可哀想な女性でした。
🔺一柳家の門で別れの挨拶をする金田一とおじさん。金田一のお陰で、事件の真相が明らかになり、ホッとひと息。
🔻花に水やりをしている鈴子にも挨拶をします。
「また来てね！」と言う鈴子に
金田一は、次に来たら鈴子の琴が聴きたいと言います。
🔺しかし金田一が１年後に、再びこの地を訪れ
ると鈴子は病気で死んでおり、葬儀の列に運ばれる鈴子の棺の上に、持ってきたお土産の人形を乗せてあげるのでした。
🔻田舎道を歩いて帰る金田一。
なんだぁぁ❓️この格好ぉ❗️
しかも金田一耕助と言えば、旅行トランクですよね！？（寅さんも）
この金田一はエコバッグ！？
そう思うと、なんかオバサンに見えて来ます❗️
あはははははははははははははは‼️🤣
🔺金田一耕助を演じた中尾彬さん。
最近ではコメンテーターや、おしどり夫婦としても有名ですね。この映画を観ると演技力もあり、良い俳優さんなんだと思いました。
私が最初に中尾彬さんで印象深かったのは
伊丹十三監督の『ミンボーの女』でのヤクザ役でした。
🔻賢蔵役の田村高廣さん（１番左）。お父さんは大スターの坂東妻三郎です。
田村兄弟の長男で、俳優一家として有名ですね。弟の田村正和さん扮する古畑任三郎に、この事件を解いてほしいですね❗️
🔺田村高廣さんは凄く慎重な人で、父のように目立つのは、あまり好まなかったとか………。
どこか賢蔵と被るような所があるのかもしれませんね。
『本陣殺人事件』 終
■お・ま・け
今日は私のブログの作業工程を少しだけお見せ致します。ﾍﾟｺ
ﾍﾟｺ🔻ここでブログを作っています。
三畳の狭い書斎ですが、子供達にも邪魔されず、目の前の画面に映画を映して写真を撮っています。
🔺１本の映画でだいたい２００枚くらいの写真になり、どの画像を使うのかに毎回とても悩みます。
。🔻１回のブログに載せられる画像が限られているので、枚数を考えながらノートに書いてから記事にしています。
映画だとトリックなどが、よく理解できない時は図を書いてから文章にします。
🔺関係無いですが、うちにある日本刀。
この刀の鍔に琴糸を通して……あっ！！
石灯籠が無い！！
近くに水車が無い！！
ってか、嫁を殺す動機が無い！！
自分の部屋は狭いので、冬にストーブが無くても、とっても暖かいです。
ポットもあるので、温かいお茶を飲みながら
のんびりできます。
それでは、また来週！
