サマソニ東京に行って来ました。
 

BABYMETALのレポートは上手く書けないので他のメイトさんのを見て貰うとして。。
最近はあまり洋楽ロックシーンを見てなかったのですが、Machine Gun Kelly(MGK) と Bring me the Horizon(BMTH) を見て感じたことを書きたいと思います。(結論でBABYMETALに戻ってきます)
 

どちらもパフォーマンスは上手で、準備した映像とステージのライヴ映像を混ぜてスクリーンを上手く使い盛り上げていました。
MGKもBMTHもヴォーカリストをガッツリフィーチャーした演出で、他のメンバーはバックバンド扱いで照明すら余り当たっていませんでした。(MGKはソロプロジェクトなのでバックバンド扱いで正しい)

渋谷陽一さんは サマソニでをブリング・ミー・ザ・ホライズン観る。 で

1975もそうだが、ロックをライブに於いていかにエンターテイメントとして成立させるかに自覚的で、そこに確かなビジョンと戦略を持っていないと今のシーンではロック・バンドは勝っていけない。
何故、彼らが勝っているかがリアルに伝わるステージだった。

とポジティブ気味に書いていますが、昔のロックを知る身としては違和感を感じる。

つまり、楽器を持って演奏するだけではお客さんはもう振り向いてくれないので、演奏以外のエンターテイン要素をライヴに持ち込まないとダメ(大御所はそこに居るだけでエンタメとなるので除外)。
楽器を持つメンバーは演奏以外にエンターテインする余裕は無いので勢いボーカルに脚光を当てざるを得ない、と。

ルックスの良いボーカルだけが脚光を浴びてバックバンド扱いの他メンバーと軋轢を生み、空中分解していったバンドなんて腐るほど見てきましたし、楽器奏者が目立たないならヒーローになりたい若者はそもそも楽器を手に取ろうと思わない訳で、この路線の先には衰退しか見えない気がするのです。

とふと、じゃぁBABYMETALの事を当てはめて考えてみると・・あれ、ロックライヴのフォーマットとしては異端だったハズのBABYMETALはいつの間にかド真ん中にいたのか、と。
初期の頃からサポート役に徹して愛を込めてフォローしてくれている神バンドとはメンバーとの軋轢も起こり得ない。しかもチーム一丸となってこのフォーマットを9年弱掛けて育て上げて来たので、おいそれと真似出来るものでもない。

10月に出るアルバムでBABYMETALがロック界を制圧する・・かも知れませんね☺