多くの子どもの英語教育を指導してきた中で、多読による英語習得に対して躊躇する親が多いことに気づきました。彼らが最もよく言うのは、「多読が良いことはわかっているけど、子どもが本に興味がないから……」ということです。
皆さんはどう思いますか?
子どもは自分の環境を体と心で吸収しながら成長します。「Children Learn What They Live.」という言葉があるように、親がどのような環境を作ってあげるかで、子どもは大きく変わります。周りが変わらないのに子どもが新しいものに興味を持つことは期待できません。ですので、英語は子どもが興味を持ったら始めるのではなく、興味を持つように環境を変えてあげるべきです。
本が好きではない子どもがいると仮定してみましょう。初めから本が嫌いな子どもがどれだけいるでしょうか?子どもが本を好きにならない理由はいくつかあります。ここでは、そのいくつかのケースと解決策を紹介しますので、当てはまるところがありましたら、実行してみてください。
### ケース1:家に本がない場合
このケースの子どもは本に触れる機会が少ないため、本を好きになりません。家に本がほとんどない子どもは、本を読むよりもテレビを見たりゲームをしたりして時間を過ごすことが多いです。本来は本を嫌いではなかったのに、環境のせいで本から離れてしまうのです。
#### 解決策
リビングからテレビをなくし(可能であれば親の部屋に移します)、子どもの目線に合った本棚を用意します。図書館から本を借りてきて、表紙が見えるように本棚に並べましょう。あまりにも多くの本をぎっしりと詰め込まず、毎日違う本を表紙が見えるように配置すると良いです。さまざまなジャンルの本をディスプレイすることで、子どもが興味を持つようになります。

### ケース2:図書館に連れて行かない親
仕事や育児に疲れて、子どもを図書館に連れて行く時間を作らない親もいます。母国語の本でさえ読み聞かせるのが難しい親のもとで育った子どもが、英語の本を好きになることはほとんどありません。
#### 解決策
週末に子どもと一緒に図書館を訪れ、1週間分の本を借りてきてください。家族みんなで借りると、少なくとも10冊以上は借りられると思います。1日に1冊でも読み聞かせることを目標にしましょう。まずは7日間毎日1冊ずつ読み聞かせることに挑戦し、成功したら30日間に挑戦してみてください。こうして慣れてきたら、1日2冊に増やしてみましょう。1年間で子どもに少なくとも365冊以上の本を読み聞かせることができます。
### ケース3:親が本を読まない場合
子どもは親の姿を見て成長します。普段から本を一切読まない親のもとで育った子どもは、本を読むことの重要性を学びません。
#### 解決策
親も子どもと一緒に本を読み、その楽しさを共有しましょう。家族と過ごす時間を徐々に増やし、その時間を本に関連する活動で埋めてください。たとえば、家族全員で一緒に読書する時間を設け、それぞれの本を読むか、お互いに本を読み聞かせる時間を作りましょう。週末には本に関連したボードゲームや家族での読書クラブを作るのも良い方法です。子どもが読書の時間を楽しく特別なものと感じられるように工夫しましょう。本を読み終えた後は、その内容をテーマに家族で討論したり、物語やキャラクターについて話し合ったりすることで、子どもにとって読書が単なる活動ではなく、家族との大切な時間だと認識させることができます。

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