約12~3年前、私の長男が小学生だった頃、フォニックス(Phonics)が必要かどうかについて英語教育者の間で議論がありました。今でもフォニックスの教育に懐疑的な方もいますが、ここではそういった意見はさておき、フォニックスについてお母様方が抱く疑問にお答えしたいと思います。

 



Q. 子どもが何歳のときにフォニックスを始めるのが最適ですか?

A. フォニックスを始めるためには、いくつかの条件が整っていると効果的に学習できます。その条件が整っていれば、幼稚園児でも問題ありません。

(条件1) ABCの歌を聴いてアルファベットの名前を繰り返せることが理想です。フォニックスはアルファベットの音を教えるものなので、アルファベットには名前とそれぞれの音があることを区別できると良いでしょう。
 

(条件2) フォニックスを始める前に、ある程度英語の音に触れていると良いです。私が多くの子どもを教えてきた経験から、幼い頃から英語の音に触れている子どもは英語の発音をうまく真似し、読みも上達し、フォニックスの音も速く正確に習得できます。

それでは英語の音に全く触れていない子どもはフォニックスを始めるべきではないのでしょうか?そうではありません。フォニックスを教えながら同時に英語の音にたくさん触れさせれば、そうではない子どもよりも早くフォニックスを習得できるようになります。


Q. 子どもが学んだことをすぐに忘れてしまいます。フォニックスを完璧に学ばせるべきですか?

A. フォニックスを完璧に教えるために多くの時間を投資するのは良くないと考えます。フォニックスは本を読む第一歩を踏み出させるためのものであり、あまり早く教える必要はありません。小学校に入る1~2年前から、少しずつ集中力がついてくる子どもに教え始めると、自分で英語の本を読む助けになるでしょう。

フォニックスをよく知ることも重要ですが、子どもは英語の文を指で指しながら、同時に音声を真似し、スペリングや英文の構造の感覚を身につけていきます。したがって、フォニックスが完璧でなくても心配する必要はありません。多読多聴にもっと時間を投資してください。


Q. フォニックスは絵と一緒に見せながら教えたほうが良いですか?

A. 絵と一緒に文字を見せると、子どもは絵に集中してしまい文字を覚えられないことがあります。文字をうまく認識できない場合にのみ絵を使うのが良いでしょう。フォニックスを学ぶ際には、文字と音を分離し、再び音を結合する方法で教えるのが効果的です。絵がないと子どもが退屈しないか心配になるかもしれませんが、子どもはアルファベット一つ一つを並べて音を出し、組み合わせることに大きな興味を示します。短時間でも大きな効果を期待できます。また、以前に学んだ音を次の音を学ぶときに連続して繰り返すことで、自然に速く本を読む力を身につけることができます。


Q. 発音が良くない子どもはフォニックスで発音矯正できますか?

A. 大人のためのフォニックスは発音矯正が目的ですが、子どものためのフォニックスは本を読む基盤を作ることが目的です。もちろん、難しい発音をするために舌の動かし方なども学びますが、子どもの発音が決定的に良くなるのはフォニックスの習得によるものではなく、多読多聴を通じてです。耳で音を聞き、目で文字を見ながら口で真似して読む練習を毎日行うことで、自然に良い発音が身につきます。子どもが英語の勉強をたくさんしているのに発音が良くならない場合、それは音をたくさん聞いて正しく真似していないからです。

フォニックスに関する質問があれば、この記事の続きでお答えしていきます。

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