査証(VISA)の申請(対応の早い在シアトル総領事館) | kimi-303のブログ 目覚まし時計のいらない朝

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1年だけと親に言い、スーツケース一つで渡米して憧れだったアメリカ生活、気がついたらあっという間にアメリカ生活の方が長くなってしまった。優しい旦那君とワンコ達との生活と私の感じたアメリカ、私の経験したアメリカを記載していきます。

 

 

シアトルの総領事館まで家から1時間半位だが、渋滞を考えると2時間、いや2時間半前に家を出た方が良い。旦那クンに急遽シアトルまで行くことを伝えると、嬉しい事に運転して行ってくれるという。

 

言われた必要書類を持って早めに家を出た。やはり渋滞に巻き込まれたが、2時間半前に家を出たので、40分早く着いた。久々のシアトルなので、時間つぶしにMaket Placeまで歩いてみようと歩き始めた。シアトルには11年通勤で通った、言わば私の「庭」的感じ・・・と思っていたら、ありゃりゃりゃ、結構な様変わりをしていた。

 

残念ながら、安全でFriendlyな街だったシアトルDownTownはホームレスがいっぱいだった。路地だけではなく、メインとなる通りも尿の匂いがすごく、鼻と口を覆いながら歩いていくと、所々店が閉店しており、ボードが張られている。YouTubeやInstagramで時々みるフィラデルフィアのゾンビ通りみたいに、ドラッグでゾンビ化した人が体を90度に曲げたまま、立っている。観光客が多い通りにあるドラッグストアーのドアをヒェ~っと驚くような勢いで蹴っているホームレスらしき男もいる。

 

旦那クンと「ここは変わっていないね」「これは新しいね」といいながら臭い通りを足早に抜け、ちょっと早めだが、総領事館の受付に行ってみた。

 

戸籍係のメールで対応してくれた方が、書類の書き方を丁寧に説明してくれて、その場で必要な書類を全て提出することが出来た。全部日本語で記入しなければならない。アメリカの住所もカタカナで書かなければならない。日頃ペンを握ることから遠ざかって、タイプを打つ生活をしていたので、読めるけど、書けないということが多くなってしまっていたが、どうにか間違わずに書けた。

 

これで終わりかな?と思っていると、戸籍係の方が「お時間ありますか?あれば査証係の者とお話できますか?」というではないか。それはもうありがたい事!まさか査証係の方とお話が出来るとは思っていなかったので、お願いしますと申し出て待つこと3分位。

 

ものすごく腰の低い、優しい男性がいらした。

そしてこの先の流れとどのようなビザがおりるのかという説明をしてくれた。

 

今日手続きをした日本国籍喪失届が日本の領事館に送られ、受領されると、受領番号というのが発行されるそうだ。その番号が在シアトル総領事館の査証課に届いた時点で、ビザの手続きが行われ、通常1週間程でパスポートとビザが返信されるということだ。                                                                                                  

 

この日本国籍喪失届を出して、除籍の手続きを行っていない場合、例えば親が亡くなり遺産などの手続きをする際に、法的に大変面倒になってしまうんですよ、との事。だから今手続きしておいて本当に良かったですねって。

 

そうか、私は旦那クンに何かがあった時に、永住権だけだと法的に色々と不憫が生じるという情報を基に、アメリカ国籍を取ったけど、日本での法的な事に関わるとは考えていなかったので、今まで調べもしなかった。二重国籍が認められていない日本で、日本国籍を放棄する手続きを取っていないと「元日本国籍者」という法的に正式な立場(?)ではないから、色々と面倒な事になってしまうのかな?と解釈。(あとで調べてみよう。)

 

更に、元日本国籍者の私におりる(もし問題なく審査が通ればだが)ビザについても色々と説明をしてくれた。このビザは2番目になんでも出来るビザだそうだ。1番は永住権だということで、その次に「最強(なビザ)」ですよ、ということだ。

これは私が、母の件で住民票を申請しなければならない事など、ビザ申請の目的とお家事情を予めメールで説明していたのがよかったのかもしれない。日本における手続き、マイナンバーカードの申請等、すべて出来るビザだそうだ。

 

メールで返答を頂いた時にもチラリとビザの種類についての説明をしてくれていたので、どんなビザなのか検索して調べてみたら、その中でも働けるビザ、働けないビザ、働けるけれども許可範囲が決まっているビザとあるようだ。

私の場合、必要書類の中に、「滞在中の収入の証明」というのがあったので、働けないビザなんだろうなぁと思っていたが、なんと働けるビザだという。

 

まぁ審査が通って、ビザがおりるまではワクワクは出来ない。

またビザは一旦日本に入国した時点で無効になり、アメリカで言うグリーンカードみたいなものが発行されるということらしい・・・(なのかな?)維持するには1年、3年、5年毎の更新が必要になるという。

 

と一通り説明を受け、最後に・・・それがですねぇ・・・とこれがちょっと受け付けられないんですよ・・・と。

 

うわっ!やっぱりか・・・

 

心配していたもう一つの・・・写真。やはり受け付けてもらえなかった。パスポート用の写真が2枚必要との事で、送ってくださいと言われてしまった。そこで近くにパスポートの写真が撮ってもらえるところがあるか尋ねると、同じビルの1Fにあると言う。そこで今撮ってきます!と言い、直ぐに1Fまで行き、写真を撮ってまた10F の総領事館まで持って行った。

 

担当の方にお礼を言って、総領事館を出た。旦那クンと私はなんてラッキーだったんだろう!と話しながら家路に着いた。もし戸籍の担当の方が査証担当の方に話を通してくれていなかったら、写真を撮りなおさなければならない事、またそれを郵便で送らなければならない事など後から聞く事になっていただろう。それが一日で終わってしまったのだから。ビザの申請の書類を郵送してから3日目。もう本当に感謝しかない。在シアトル総領事館の戸籍担当の方、査証担当の方、本当にありがとうございました!

 

補足だが、アメリカ国籍を収得した際に発行される帰化証明書が手元にあって良かった。実はコピーは(コピーは取ってはいけないと書いてあるが)パスポートや婚姻証明書と一緒にしてあったが、オリジナルの帰化証明書をどこにしまったか覚えていなかったのである。あるとしたら銀行の貸金庫?と思いながら、婚姻証明書のコピーを取る為にファイルから出したら、帰化証明書のコピーの後ろにいっしょにしまってあった。

査証担当の方が、帰化証明書を紛失してしまった方が2名程、今ビザ申請保留で居ます。アメリカは帰化証明書は1度しか発行せず、再発行には1年以上かかってしまうんですよと教えてくれた。良かった!たまたまあったオリジナル。なんだろう?天国で父が守ってくれているのだろうか?こんなにスムーズに全てが行くなんて。

 

そしてこの査証担当の方。現在シアトルの総領事館ではこの方一人でビザの申請を受け、審査しているとの事。そして今も700件の申請の審査をしているんですよ・・・えっ!私ここに来ちゃって、戸籍関係に便乗して査証の方に回してもらって・・・なんてラッキーなの!?

 

本当に在シアトル総領事館の戸籍担当の方、査証担当の方

ありがとうございました!

この続きはビザがおりてからまたBlogします!