元祖ブランドのGUCCIについて
ブランド=GUCCIイメージがすぐ連想されるぐらい有名なブランドですが、
今回はその成り立ちや今後についてまとめてみました。
ブランドのはじまり
1921年、グッチオ・グッチがフィレンツェにレザーグッズを取り扱いを始めました。いわゆるバッグ・靴・サイフなどの皮革商品です。
グッチはもともと皮革を得意とするブランドなのです。その後、服、宝飾品、時計、香水などを幅広く手がけて現在に至ります。
確かに都内の電車に乗れば、女の子が持っている鞄はかなりの確率でグッチかルイヴィトン。正直靴までは注目してみてなかったけど、創業当時は靴も相当売れたそうです。
グッチについて
創設者のグッチオ・グッチはホースビット(馬具の「くつわ」)など乗馬の世界からインスパイアされたアイコンを発案して、ファッションハウスと革新を続ける永遠のシンボルとなりました。
そして海外から訪れた高所得者がグッチの工房を訪れ、数々のバッグ、トランク、手袋、靴、ベルトを購入したことで、帰国後「それなに!?」という感じで世界的に有名になりました。
グッチがなくなった後、彼の息子たちが事業を継承して、再び乗馬からアイデアをもらい、鞍の腹帯に由来する「緑-赤-緑」の織物を発案し、ブランドに欠かせないトレードマークとなりました。
また、イタリアのブランドとしては初めてニューヨークにショップをオープン。このあたりからグッチ一族の世界戦略があったんでしょう。
60年代半ばには、伝説的な二重のGロゴを採用し、それが新たなグッチのシンボルとなりました。
1970年代に既製服(ウィメンズウェア)、香水を発表。ブランドのラインナップを増やしていきます。そのころグローバル展開も大忙し、ロンドン、パリ、東京などにショップをオープンしていった。
その後、アイウェアで著名なトム フォードをウィメンズのデザイナーに抜擢。トム フォードがクリエイティブ・ディレクターに就任。
フォードはグッチに大胆さとセクシーさを吹き込み、モードの世界で大きな注目を集めました。モード界でのグッチはトムフォードあってのことだったんですね。
1995年、ドメニコ・デ・ソーレがCEOに就任。フォードのデザイン、デ・ソーレの手腕もあり、大きな成功を収めました。
1999年、フランスの流通・ラグジュアリーグッズにおける大手PPR社(現ケリング社)と戦略的提携により、グッチ グループとなります。
今の三大ブランドメーカーの一つです。
その後数年間で、セルジオ ロッシ、ブシュロン、イヴ・サンローラン、アレキサンダー・マックイーン、バレンシアガ、ボッテガ ヴェネタをグループに獲得。
2002年には、グッチ グループからステラ マッカートニーがデビュー。
約10年間に渡り大活躍したフォードでしたが、2004年に退任し独立。また、同年、グッチ グループはPPRの子会社となりました。
ここまできて、へー、と思った人はかなり情報通です。スゴイ!
つまり、簡略化すると、
1、グッチがバックや財布などを作り始め、2、その弟子たちがグローバル展開をはじめ、3、トムフォードがグッチの地位を確立しました。
ケリング社というあまり聞いたことがない社名が出てきましたが、これが現在グッチのメーカーです。
正式にはメーカーという表現は違うのですが、グッチのデザイナーが設計して実際作るのはケリングなのです。
アップルと一緒と考えてもらって結構だと思います。
フォードの後任として、ウィメンズウェアコレクションのクリエイティブ・ディレクターに、アレッサンドラ・ファッキネッティが就任。
メンズウェアはジョン・レイが、アクセサリーはフリーダ・ジャンニーニが引き継ぎました。
より細かなデザインに対応するため、組織を細分化したんです。
その後、ファッキネッティ、ジョン・レイが辞任し、ジャンニーニが、2006年より、グッチのウィメンズ・メンズコレクション、アクセサリーのすべてを手がけることになりました。
過去と現在、そして歴史とモダンさを融合させた独自のビジョンを生み出し高く評価されています。
ジャンニーニの功績で「フローラ」プリントが蘇り、バッグ、シューズ、ウォッチといったアクセサリーに反映され、ヒット商品となりました。
2015年1月、クリエイティブ・ディレクターのフリーダ・ジャンニーニの退任。
また同時に、パトリツィオ・ディ・マルコCEOも同月に退任しました。
新しいCEOには、ボッテガ・ヴェネタのマルコ・ビッザーリが起用されました。
そう今年からマルコ・ビッザーリがトップでやっています。
同年1月に発表された、2015-16年メンズコレクションはアレッサンドロ・ミケーレ率いるデザインチームが担当。
その後、正式にアレッサンドロ・ミケーレがクリエイティブ・ディレクターに就任しました。
今年からCEOが変わったということは、今までのグッチのデザインや戦略が変わったということです。
よほどのグッチ好きの人じゃないとわからないと思いますが、明らかにデザインに変更がありました。
そして、デザインや戦略が変わるとどういうことがおこるでしょうか?
基本的に新しい経営者は過去の否定から入ります。自分の代になって新しいことをやりたいのです。
次から次へと新しいものを製造していくことは、過去の在庫が不要になります。
なので、ここ数年で、今までのグッチ商品は在庫一掃処分として、破格の値段で市場に流通します。
日本は円安なのでそこまで価格の違いを実感できませんが、
われわれブランド輸入をやっている世界中の会社は、それこそ血眼になって特別価格グッチを探しています。
特に来年からグッチの高級路線立て直しを発表したケリングなので、現状の価格より釣り上げる可能性は十分に考えられます。
http://jp.wsj.com/articles/SB11350573174384774502804580595480186991358
今正規代理店で販売されているグッチは将来プレミアがつくかもしれませんね。
それではまた。
ブランド=GUCCIイメージがすぐ連想されるぐらい有名なブランドですが、
今回はその成り立ちや今後についてまとめてみました。
ブランドのはじまり
1921年、グッチオ・グッチがフィレンツェにレザーグッズを取り扱いを始めました。いわゆるバッグ・靴・サイフなどの皮革商品です。
グッチはもともと皮革を得意とするブランドなのです。その後、服、宝飾品、時計、香水などを幅広く手がけて現在に至ります。
確かに都内の電車に乗れば、女の子が持っている鞄はかなりの確率でグッチかルイヴィトン。正直靴までは注目してみてなかったけど、創業当時は靴も相当売れたそうです。
グッチについて
創設者のグッチオ・グッチはホースビット(馬具の「くつわ」)など乗馬の世界からインスパイアされたアイコンを発案して、ファッションハウスと革新を続ける永遠のシンボルとなりました。
そして海外から訪れた高所得者がグッチの工房を訪れ、数々のバッグ、トランク、手袋、靴、ベルトを購入したことで、帰国後「それなに!?」という感じで世界的に有名になりました。
グッチがなくなった後、彼の息子たちが事業を継承して、再び乗馬からアイデアをもらい、鞍の腹帯に由来する「緑-赤-緑」の織物を発案し、ブランドに欠かせないトレードマークとなりました。
また、イタリアのブランドとしては初めてニューヨークにショップをオープン。このあたりからグッチ一族の世界戦略があったんでしょう。
60年代半ばには、伝説的な二重のGロゴを採用し、それが新たなグッチのシンボルとなりました。
1970年代に既製服(ウィメンズウェア)、香水を発表。ブランドのラインナップを増やしていきます。そのころグローバル展開も大忙し、ロンドン、パリ、東京などにショップをオープンしていった。
その後、アイウェアで著名なトム フォードをウィメンズのデザイナーに抜擢。トム フォードがクリエイティブ・ディレクターに就任。
フォードはグッチに大胆さとセクシーさを吹き込み、モードの世界で大きな注目を集めました。モード界でのグッチはトムフォードあってのことだったんですね。
1995年、ドメニコ・デ・ソーレがCEOに就任。フォードのデザイン、デ・ソーレの手腕もあり、大きな成功を収めました。
1999年、フランスの流通・ラグジュアリーグッズにおける大手PPR社(現ケリング社)と戦略的提携により、グッチ グループとなります。
今の三大ブランドメーカーの一つです。
その後数年間で、セルジオ ロッシ、ブシュロン、イヴ・サンローラン、アレキサンダー・マックイーン、バレンシアガ、ボッテガ ヴェネタをグループに獲得。
2002年には、グッチ グループからステラ マッカートニーがデビュー。
約10年間に渡り大活躍したフォードでしたが、2004年に退任し独立。また、同年、グッチ グループはPPRの子会社となりました。
ここまできて、へー、と思った人はかなり情報通です。スゴイ!
つまり、簡略化すると、
1、グッチがバックや財布などを作り始め、2、その弟子たちがグローバル展開をはじめ、3、トムフォードがグッチの地位を確立しました。
ケリング社というあまり聞いたことがない社名が出てきましたが、これが現在グッチのメーカーです。
正式にはメーカーという表現は違うのですが、グッチのデザイナーが設計して実際作るのはケリングなのです。
アップルと一緒と考えてもらって結構だと思います。
フォードの後任として、ウィメンズウェアコレクションのクリエイティブ・ディレクターに、アレッサンドラ・ファッキネッティが就任。
メンズウェアはジョン・レイが、アクセサリーはフリーダ・ジャンニーニが引き継ぎました。
より細かなデザインに対応するため、組織を細分化したんです。
その後、ファッキネッティ、ジョン・レイが辞任し、ジャンニーニが、2006年より、グッチのウィメンズ・メンズコレクション、アクセサリーのすべてを手がけることになりました。
過去と現在、そして歴史とモダンさを融合させた独自のビジョンを生み出し高く評価されています。
ジャンニーニの功績で「フローラ」プリントが蘇り、バッグ、シューズ、ウォッチといったアクセサリーに反映され、ヒット商品となりました。
2015年1月、クリエイティブ・ディレクターのフリーダ・ジャンニーニの退任。
また同時に、パトリツィオ・ディ・マルコCEOも同月に退任しました。
新しいCEOには、ボッテガ・ヴェネタのマルコ・ビッザーリが起用されました。
そう今年からマルコ・ビッザーリがトップでやっています。
同年1月に発表された、2015-16年メンズコレクションはアレッサンドロ・ミケーレ率いるデザインチームが担当。
その後、正式にアレッサンドロ・ミケーレがクリエイティブ・ディレクターに就任しました。
今年からCEOが変わったということは、今までのグッチのデザインや戦略が変わったということです。
よほどのグッチ好きの人じゃないとわからないと思いますが、明らかにデザインに変更がありました。
そして、デザインや戦略が変わるとどういうことがおこるでしょうか?
基本的に新しい経営者は過去の否定から入ります。自分の代になって新しいことをやりたいのです。
次から次へと新しいものを製造していくことは、過去の在庫が不要になります。
なので、ここ数年で、今までのグッチ商品は在庫一掃処分として、破格の値段で市場に流通します。
日本は円安なのでそこまで価格の違いを実感できませんが、
われわれブランド輸入をやっている世界中の会社は、それこそ血眼になって特別価格グッチを探しています。
特に来年からグッチの高級路線立て直しを発表したケリングなので、現状の価格より釣り上げる可能性は十分に考えられます。
http://jp.wsj.com/articles/SB11350573174384774502804580595480186991358
今正規代理店で販売されているグッチは将来プレミアがつくかもしれませんね。
それではまた。