京都のフットサル界のレベルアップを、ここ何年も目の当たりにしてきました。


全日の予選を京阪でやっていた時代もありました。

MADELINE、BLOW、ぴよぴよ丸とfunfbeinの4チームで決勝ラウンドをリーグ戦で戦ったりもしていました。



今年は19チームが参加した、PUMA CUPの京都府大会。


ベスト8は

LIND BARECAO、Kitpow、FUGOU、MADELINE、DFC、PROUDIA、DON JUAN、そして我々funfbein。

京都の頂点を決めるのに相応しいトーナメントだと思います。


チームは今、とても良い状態にあります。

満身創痍の昨年とは、大きく違います。

選手個人のコンディションも、かなり良い選手が多い。


まずは明日、全力で同志社フットサルクラブを倒します。

一瞬も気を抜かず、全力で。


明日は伏見港公園体育館へお越しください。


10:30 LIND BARECAO - Kitpow

12:30 FUGOU - MADELINE

14:30 funfbein - 同志社FC

16:30 PROUDIA - DON JUAN30


伏見港公園は、京阪電車 中書島駅を降りてすぐです。


先週の土曜日に、名古屋オーシャンズサテライトとレーニングマッチを行いました。


セットプレーから2失点。

精度が違います。

キッカーの選択肢、相手の状態を見る力、判断のスピード。

いずれも素晴らしかった。

いや、こちらに隙がありすぎるのか。


相手の前プレ時のこちらのパスミスから失点。

そしてサイドを突破されての失点。


こちらのゴールは、#5 オトの中央突破からのトゥキック。

それに、相手が退場してひとり少ない中で、パワープレーから#12 インちゃんのトゥキックシュートの、計2点。

トータル2-4で敗れました。


2008年度の地域CLで、エスポラーダ北海道に完敗したときのような感触でした。

後頭部をガツンと殴られた感じ。

何をぬるま湯に浸かっとんねんと。


翌週月曜の練習では、名古屋へ行ったメンバーと、行けなかったメンバーとの意識の差が、はっきりと見て取れました。

意識改革をしていかなければなりません。


まずは自分自身から。

○京都 6-2 福岡●


【得点】

2分 京都 #17 山地輝幸

4分 京都 #17 山地輝幸

7分 福岡 #5

9分 福岡 #12

34分 京都 #17 山地輝幸

38分 京都 #12 戌谷進

39分 京都 #10 相井忍

40分 京都 #14 音羽大佑



4 山本祐也

6 喜田真弘

7 永松達樹

8 北村暁史

9 山口諒

10 相井忍

11 馬場知之○

12 戌谷進

14 音羽大佑○

15 近藤一成○

17 山地輝幸○

19 松岡吉紹○





ワイルドカードは、2勝1分の鹿児島に決まっていたため、京都の準決勝進出は、非常に厳しいものとなりました。



福岡戦のテーマは、大差をつけて勝つこと。

そこに焦点を置くための、メンバーを選びました。

守備のバランスや安定した試合運びを求めると、大差はつきにくいので、試合展開を大味なものにしたかったという考えです。



ドリブルが持ち味の、喜田、タツキ、リョウ、オト。制度抜群の強烈なシュート力を持つ、ユウヤ。ハイボールを最も得意としていて、ゴールクリアランスから3秒で点が取れる、バンちゃん。

両エース、テルとシノブ。そしてディフェンスの要は、サトシとヨシツグ。



福岡はキャプテンの#14 牧野選手や#12 百田選手などの全国大会常連のベテランが引っ張るチームで、フィジカルが強く、そういう試合展開にはめっぽう強い。恐らく真っ向勝負をしてくれるだろうと思っていました。



早い段階で#17 山地が2点を奪ってくれたので、相手も前掛かりになってくれるかと期待していたところ、ディフェンスとキーパーの連携が今ひとつとれなかったことで、9分までに同点に追いつかれてしまいます。

さすがは福岡。

東京と引き分ける底力は、相当なものです。


個人的には、準決勝の4チームはCグループの4都府県であったとしてもおかしくないとさえ思っています。


2対2の同点で前半を折り返した時点では、チャンスの数ではかなり優勢だったので良い感触はあったものの、同点という状況で、相手が慎重になることが気がかりでした。



後半はお互いにチャンスを決めきれず、時間は刻一刻と進みます。

やはり試合は膠着してしまいました。

後半も10分を過ぎると気持ちは、他力本願ではあるけれど三重の頑張りに期待して、ひとまず「とにかくこの試合に勝利する」というものに変わっていました。


後半14分、テルが値千金、勝ち越しの3点目を奪います。
ハットトリック。初日遅刻のうっぷんを晴らすかのような活躍。

これで3対2。



そこから福岡の猛攻が始まります。

前掛かりになる相手。願ってもない展開ですが、いかんせん残り時間が5分。6点差は厳しい。

このあと起こる事件は、誰も予想していないものでした。



残り5分、#10シノブが自陣ペナルティエリア内で、痛恨のハンド!!

普通なら判定にちょっとは抗議するものですが、完璧にハンド。見事なハンド。

手でトラップしてましたから、ぐうの音も出ませんでした。



ベンチでサトシが、「インちゃんで大丈夫か!?」と、僕に詰め寄る。

「大丈夫だ!!」と制するキム。



インちゃんがPKを止めたシーンを、今までに見たことがない。

正直言って、見ていたくなかった。

オシムはPK戦になったとき、その結果を見ずにピッチを去るといいます。

そのオシムの気持ちが、このときわかりました。

両手で目を覆い隠したい気持ち。でも気になるから、指と指の間から覗きたい気持ち。

キッカーは12番、百田選手。

インちゃんと同い年の左利きのパワーシューター。


ホイッスルが鳴る。

左上か!?


はじいた!



止めた!!!



吼えるインダニ!

歓喜するベンチ!



しかし、試練はこれだけではありませんでした。

残り3分53秒、#11馬場が痛恨のイエロー。この試合2枚目で退場となります!

痛恨すぎるよ!

しかも5ファウルが貯まってしまった!


この土壇場で数的不利!絶体絶命!


同点に追いつかれては、予選リーグ突破どころか、この試合の勝利さえ遠のいてしまいます。



守るのは、#10シノブ、#17テル、#19ヨシツグ、そしてゴレイロ#12戌谷。

シノブの玉際の強さ、テルの寄せの早さ、そしてヨシの判断力と身体能力、インちゃんの集中力。

マイボールになればシノブにボールを預けろ。

この4人に賭けよう。


4人対3人の攻防が始まりました。


すぐにタイムアウトを要求。


昨日から3試合目。ヨシツグの疲労度が心配だったのと、3人のディフェンスの確認。

すると、タイムアウト中に、相手がパワープレーの用意をしています。


守り方は同じでいい。

縦の深い位置に出されたら、インちゃんが出ろ。

ミドルシュートは打たせても良いから、エリア内に進入させるな。



テルが、シノブが、ヨシが、体を張ります。

研ぎ澄まされたディフェンス。

今思い出しても、ゾクゾクする2分間でした。

こいつら、ホントにすげーよ。


相手の苦し紛れのシュート。

インちゃんが止めて、パントキック!



いつも京阪で、パワープレー返しのパントキックを練習していました。

インちゃんは練習では、ほとんどゴールを外すことがありません。

落ち着いて蹴れば、誰よりも巧いと思います。

しかし公式戦ではここ数年、決めた記憶がありません。



ボールは美しい放物線を描いて、無人のゴールに吸い込まれていきました。


4対2。



残り1分53秒、退場の数的不利を守りきりました。

この時点で、勝負あった感じ。


隣では、三重と東京が4対4の同点!



こちらではさらに福岡のパワープレーが続き、シノブがロングシュートを決め、5対2とします。


隣では三重が勝ち越しのゴールで三重 5対4 東京。



残り1分を切り、テルに替わったオトがロングシュートを決めて、6対2。

「あと1点!!!」

観客席から千鶴の声が、響き渡ります。

そしてタイムアップ。6対2。



隣では東京が1点のビハインドのまま、試合は残り1分を切っていました。

この時点で、京都は得失点差が三重より1点少なく、総得点も三重が上。


そのまま試合は終了。


三重が東京を撃破。

三重の選手たちが、歓喜に包まれています。


京都は、数々の試練を乗り越えたけれど、予選敗退です。

うなだれる京都の選手たち。



福岡の藤川監督の元へ、試合後の挨拶に行きました。




(木村)   「ありがとうございました。残念です。」



(藤川さん)「え?京都でしょ?」



(木村)   「え?なにがですか?」



(藤川さん)「京都が勝ち上がりですよ。。。」



(木村)  「え?どういうことです?」




藤川監督が、大会要項の勝点が並んだ場合の順序を教えてくれました。

「当該チーム同士の対戦成績が、得失点差よりも優先される」という部分に当てはまっています。


ちゃんと読んどけよ、オレ!

しかも、昨年もこのレギュレーションだったらしいやん!

と自分にツッコミを入れながら、湧き上がる喜びを隠し切れません。



「有難うございます!!」


藤川さんにお礼をいいながら、大会役員の方に確認。

確かに、京都が準決勝進出だと言います。



本当に喜んでいいのか?と、戸惑いを隠せない選手たち。

狐につままれたような表情で、飛び上がって喜びます。





とりあえず、すぐに昨日泊まったホテルに電話しました。


「今日も泊まります。」と。