こんばんは。愛楽です。
いつも記事を読んでくださる皆様、本当にありがとうございます♪ 


今日はずっと書きたかった不死川玄弥殿についての考えをご共有できればと思いますニコニコ


不死川玄弥くんニコニコ


最初は、あまりにも深い闇を抱えていそうで(笑) 彼の無意識領域(笑)に足を踏み入れることが怖かったのですが、

不死川玄弥という人物が「なぜそこまで心に余裕がなかったのか」を理解したいという思いから、勇気を出して彼の人生を覗き見することにしました真顔


玄弥さんは、炭治郎くん達と最終選別の同期で、風柱不死川実弥さんの弟でもあります。


最終選別では、焦りのあまり「色変わりのカタナ」を握る代わりに、「産屋敷カナタ」の髪を握ってしまったのですが驚き


炭治郎の制止にも手を引かなかったので、腕の骨を折られ、当分刀が握れないという派手な空回りを披露してくれます... 落ち着くのです、玄弥殿凝視


そして、「呼吸が使えない」ことや、他の同期達と違って「特定の感覚が発達していない」こともあり玉鋼を選ぶ際には、戸惑っている様子が映っていました。

この時点ですでに、剣士としては不才または凡才であることが示唆されていたんですね。

しかしながら、最終選別を通過しているという点から、彼の努力が半端なものではなかったことが分かります。


玄弥くんと実弥殿の過去


刀鍛冶の里編の第6話では、玄弥さんの回想シーンが描かれましたね。


玄弥と実弥さんのお父さんは、頑丈な体の持ち主でしたが、その体を人のために使うことなく、力を持て余して妻子を殴り蹴るような、人間失格に近しい者でした。終いには人に恨まれ、刺されて亡くなってしまうという悲惨な人生でしたね...


大切なものを何一つ守れず、人生において成すべきことを成せなかた者というのは、こういう人を指すのではないでしょうか、縁壱殿凝視



皮肉にも、こんな鬼のような父が死んだ後、懸命に子供達を支えていた優しい母親が、鬼となって家族を襲いました赤ちゃん泣き


長男の実弥さんが母を探しに家を出る際、玄弥に弟達の世話を頼んでいましたが、鬼となった母は自分の帰宅を喜ぶ子供達を一瞬で殺してしまうのです...。胸元に末っ子のことを抱いていた玄弥くんだけが、致命傷を負わず生き残って、実弥は玄弥を守るために自分の手で母を殺すしかなかったのですが、(設定が辛すぎる泣くうさぎ

この二人は幸せになってほしい😭)


玄弥にとって、この残酷な事実は受け入れ難いもので、どこに怒りをぶつけたらいいのか分からず、収拾のつかない感情をお兄さんに向け、酷い言葉を言ってしまいました。


この日、実弥さんと玄弥くんが負った傷は、今も鮮明に残っていて、彼らの心の傷の深さ、死ぬまで治ることのない痛みを表しているようで、悲しい気持ちになりました泣くうさぎ


玄弥くんは、お兄さんとの約束通り「家族を守ることができなかったこと」、自分のために戦った兄さんに「酷いことを言ってしまったこと」を謝りたいわけですが、


鬼殺隊で柱まで登り詰めた実弥さんは、玄弥くんを弟として認めておらず、鬼殺隊から身を引くよう促すばかりでした。


しかし、表現は違っても「玄弥を思う実弥の気持ち」は、「禰󠄀豆子を思う炭治郎の気持ち」とそう変わらないものであると思うんです。

誰よりも守りたかった大切な家族、生き残ってくれた唯一の家族ですからね。


恐らく玄弥くんの焦りの起点はいつ死ぬかわからない状況で毎日戦っている、その日のことをまだ謝っていないのに」というのと「柱にならないとお兄さんと一緒に肩を並べて戦うことができない」という思いかなと思います。



玄弥くんは、お兄さんや他の剣士のように呼吸は使えないけれど、自分にしかできないことがあり、本来なら存在だけでもゾッとする鬼を、口にして体内に取り込み鬼のように強くなることですよね。


初めて鬼を口にしたとき、玄弥くんが感じた不快感や嫌悪感を考えると、やはり半端な気持ち鬼喰いをしているのではないこと分かります。


刀鍛冶の里編での玄弥くんの戦いは、「鬼の体質だから」と思うと、一見簡単そうにも見えることなんですが

鬼のように再生できるとしても、玄弥くんは生身の人間ですから、内臓を刺され、体の一部が欠損するという想像もつかない痛く苦しい経験をしていたことになります。普通の人間ならトラウマで精神的におかしくなるほどの厳しい体験ですよね。


しかし、玄弥くんは理不尽に全ての幸せを取り上げられた時でも、前を向いて一歩ずつ、歩き続けてきた強い人でした。

「才能がない」「ここはお前の居場所じゃない」と言われても諦めず、と同じようにはできない」けど、「自分にしかできないこと」を探し、迷わず実行してきたんですよね。


そういう玄弥くんだからこそ、成し遂げられた重要な役割だったと思いますし、玄弥くんがいなければ炭治郎くんも、すでに死んでいたはずで、半天狗の首を斬ることはできなかったと思います。

そして、玄弥くんが諦めず前を向いて頑張れるのは、いつも先を走ってくれるお兄さんがいるからこそのことだと思います


刀鍛冶の里最終話で、禰󠄀豆子ちゃんが太陽の下で焼かれていたとき、禰󠄀豆子を抱いた炭治郎くんが助けを求めて周りを見渡していましたね。


すでに鬼化が解けていた玄弥くんですが、なんとか崖から降りようと必死に頑張ってくれていて、義理堅いーと思っていたのですが


今日もう一度、玄弥くんの回想シーンを見返してなぜ一生懸命助けようとしてくれたのか理解できた気がして、涙がでてきましたえーん


玄弥くんだけは、愛する家族が太陽に焼かれ、形も残らず塵になってしまう悲しさを、知っていたんですよね


そして、太陽を克服した禰󠄀豆子を目の当たりにし戸惑いながらも、炭治郎と禰󠄀豆子の無事を一緒に喜ぶ温かい心に、天使じゃんと思いました昇天





よかったなー炭治郎、禰󠄀豆子。
そして本当にお疲れ様。玄弥くん{emoji:670_char4.png.泣くうさぎ}