サルの細胞を宿したブタが中国で誕生していた。中国科学院動物研究所傘下の幹細胞与生殖生物学国家重点研究室(SRLab)の研究チームは2019年11月28日、学術雑誌「プロテイン・アンド・セル」で、「カニクイザルの胚性幹細胞(ES細胞)を用いてカニクイザルとブタとのキメラを誕生させることができた」との研究論文を発表した。

体外受精させたブタの胚盤胞4359個にカニクイザルの胚性幹細胞を注入し、これを雌ブタに移植したところ、子ブタ10匹が生まれ、うち2匹が同一の個体内に異なる遺伝情報を持つ細胞が混じっている「キメラ」であることが確認された。