高校生のとき
スーパーのレジのバイトしていた。
レジって、今ではレシートに担当者の名前が出ているよね。
誰のレジかすぐわかるようになっている。
当時だって名前こそ出ていなかったけれど
レシートに担当者№がちゃんと印字されていた。
だから、誰のレジかちゃんとわかるようになっていた。
ある日、私のレジにおばさんがレシートを片手に現れた。
「ちょっと、昨日買い物したんだけど、割引って書いてあったのに割引されてないのよ。」
夕方になるといろいろやすくなる。
3割引とかのシールが貼られる。
バーコードを読めば直接割引になるものもあるけれど
そこのスーパーは割引は手入力だった。
シールをみて、
3割引、だの、半額、だののボタンを押さないといけなかった。
人がやることだし、見落としやミスはあると思う。
もちろんお金に関することだから、
お客は文句を言いにくる。
でもさ、
昨日のレジの人とか覚えてるもんじゃない?
名前はわからなくたって
顔くらい覚えてないかね?
そのおばちゃんが数あるレジの中から
なぜ、女子高生のバイトのレジを選んだのか知らんが
おばちゃんが差し出したレシートの担当者№は
私のものではなかった。
しかし、ここで
「私のレジではありませんね。」
なんて言おうものなら、
おばちゃんがぶち切れるのも目に見えていたので
新人の女子高生ながら
「はぁ、申し訳ございませんでした。」
と、正しい対応をしたと思う。
「しかもこれ、お寿司だから値段が高いのよ。割引されてないのが3こもあるから、結構な額になるのよ。気をつけてちょうだい。」
などと、延々とグチグチ言われて
「そうですよね。申し訳ございませんでした。」
をひたすら繰り返し、
内心
「私に言われてもなぁ・・・。社員に言って返金してもらえばいいのに。」
とか、思いながら頭をひたすらさげていた。
結構しつこくグチグチされてたので
社員の人が気づいてやってきた。
「どうかしましたか?」
ここで、おばちゃんの矛先が社員にずれた。
で、そのままサービスカウンターに連れて行かれた。
後で、社員の人に
「大変だったね。あなたのミスじゃないのに。」
となぐさめられた。
ただ文句たらたら言いたいだけだったのかもしれないけど
うんざり。