ボンが、突然お母さんのことを聞いてきた。
定期的に聞かれることではあるのだけど、私は会ったことがないし、いつも当たり障りのないことしか答えられない。

 

今回の質問は、
「僕のお母さんって、お金いくら持ってるのかな?」

 

うーん、それはわからないよね。
「まだ若いし、一人で生活するのに精一杯なんじゃないかな」と答えてみた。

 

どうしてそんなことを聞くの?と尋ねると、
「お金が貯まってたら電話してくるかなって思って」

 

ああ、お金が貯まれば一緒に住めると思ったのかな。

 

以前、「お母さんは会いに来ないの?」と聞かれた時には、
「お母さんは今、お仕事を頑張っているんだよ。会いたい気持ちはあっても、今は難しいのかもしれないね」と伝えた。

その時、ボンは「じゃあお金を貯めてるんだね」と言っていた。

 

きっと、ずっと頑張っているなら、そろそろ連絡が来るんじゃないか…そんなふうに思ったのだろう。

 

でも正直なところ、ボンのお母さんはもう会うつもりはないのだと思う。
以前もやんわり伝えたけれど、もしかしたら「次は違う答えがもらえるかも」と期待しているのかもしれない。

 

今回はこう話した。(前回もほぼ同じようなことを話したと思う。)

「ボンのお母さんはね、ボンを育てることが難しくて、ママみたいな里親さんにお願いしたんだよ。
それはボンを大切に思っているから。つらい思いをしてほしくないから、そういう選択をしたんだと思う。
今は会えないけど、大人になって会いたいと思った時に、お母さんの気持ちにも余裕があったら、会えるかもしれないね。」

 

ボンは「ふーん、そうか」とだけ言った。
でもきっと、また聞いてくると思う。
そのたびに、同じように伝えていくしかない。

 

もうすぐ母の日。
いろいろ感じることがあったのかもしれない。

 

先日、2年生になって初めての個人面談があった。
担任の先生は若い男性の先生。

 

学習面は問題なく、算数も国語もよくできているとのこと。
1年生の頃にあった「授業中に歩き回る」という行動も、今のところは見られないらしく、少し安心。

 

とはいえ、立ち上がりたい気持ちはあるようで、座っていてもお尻を浮かせていたり、横を向いていたりするのは相変わらず。
それから「お茶が飲みたい」と言って、ロッカーの水筒を取りに行くことも多いらしい。

 

熱中症の心配もあるので、先生としても強くは止めにくいとのこと。
確かに、私の子どもの頃なら授業中にお茶なんて考えられなかったけれど(笑)

 

お友達関係はとても良好で、仲の良い子が二人いて、いつも三人で遊んでいるそう。
ボンから名前は聞いていたけれど、正直「同じくらいやんちゃな子かな」と思っていた。

 

ところが実際は、本が好きでとても穏やかな子たちとのこと。
先生も「ボンくんを怒らせるようなことはまずないと思います」と言い切るほど。

 

1年生の頃は、友達の何気ない言動に怒って物を壊してしまうこともあったので、
心の中で「ありがとう…どうかこれからも仲良くしてね」と思わず願ってしまった。

 

最近のボンは、「人間ってどうやって生まれたの?」「地球はどうやって始まったの?」など、壮大な質問が増えてきた。

私は「先生に聞いてみたら?」と流していたのだけど(笑)

 

その話を先生にすると、
「実は僕、そういう話が大好きなんです。宇宙の始まりとか調べ出したら止まらなくて」と。

 

どうやら、先生に任せるのは間違っていなかったらしい(笑)

「何でも聞くように言ってください」と言ってくださったので、これからは安心してバトンタッチできそう。

 

そして、ボンの食欲の話。

 

とにかくよく食べる。
1年生の時は「給食のおかわりは1回まで」と約束していたのだけど、2年生になってその約束はなぜかリセットされたらしい。

 

先生は「残食がなくなって助かってます」と笑っていたけれど、
残っていれば全部食べてしまうとのこと。

 

ある日、給食がすべてなくなった後、実習生の先生のお皿に少し残っているのを見つけて、「それも食べたい」と言ったらしい。
実習生の先生も戸惑いながら「いいよ」と渡してしまい、担任の先生がそれはさすがに良くないと注意したとのこと。

 

…恥ずかしい。

 

人の食べ残しまで食べたがるなんて。
家でもしっかり注意はしたけれど、食欲そのものはどうにもならない。

 

もしかして、ギャル曽根ちゃんのような体質なのかもしれない(笑)

 

とはいえ、以前のように思い通りにならないと大泣きして暴れる、ということは減ってきている。

このまま、少しずつ成長していってくれたらいいなと思う。