観たい映画をとことん見逃してる梅雨の空(意味不明)
これだけは絶対観たかったって1本を、今日やっとこさ観て来ました
マイ・ブラザー
←予告編どうぞ
この映画は 『ある愛の風景』 と言うデンマーク映画をリメイクしたものです
以前こちらも観に行って
UP
←してました、宜しかったらどうぞ
銀行強盗をして服役中だった弟のトミーが、サムの出兵と入れ替わるように出所してくる
そして兄の戦死で悲しみに暮れる一家は、弟サムの改心と共に少しずつ立ち直っていく
そんな中、戦死したはずの夫サムが豹変した姿で突然戻って来た・・・
どちらかと言うと、私はハリウッドリメイク版より 『ある愛の風景』の方が好みかな、と思います
ストーリーも、細部に渡るエピソードの数々も忠実なリメイク版でしが、
『愛』 をテーマに深く掘り下げていたのはハリウッド版かと
生きて戻るために仲間を殺し、
やっと戻った暖かい家庭では妻と弟の不貞に悩み、
最後 狂気のワンシーンで、兄の放った 『溺れる・・・』 って言うセリフが印象的でした
スパイダーマンの面影なんかどこにも無くって、
出征前と後でのビジュアルの変化もかなりのものでした
ガリガリ君ですよ、目はどこか虚ろで、今にも爆発してしまいそうな狂気に満ちた目は
ただ穏やかで弟を愛し、家族を愛していた頃の彼とでは
別の俳優が演じてるのかと思うほど
相変わらず美しいまま、二児の母親役にも違和感ありませんでした
彼のDVDは全部ほとんど持ってます!ってくらい好きなジェイク・ジレンホール
カメレオンアクターではないですが、こういうナイーブなメンタル的な役をやらせたら上手いです
日本にも ついこの前マザーに出てた女の子とか、子供店長とか?(笑)
相当上手い子は沢山いるとは思うけど、ハリウッドの子役は既に子役にあらず
ちょっとレベルが違うんじゃないか?と思うほど上手かった
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で、ちょっと独り言
私が事ある毎に述べてる自論ですが
法的秩序を守る為に、悪に銃口向ける正義の殺人(適切な言葉ではありませんが)とは違って、
自国の為に、各々が信念を持って行うエゴの殺人とは違うと思うんです
戦争で戦う人々に悪人なんていない
愛のために、愛では拭い切れない代償を払うのは
人とひしてもっとも悲しい行為じゃないんだろうか
戦争を終わらせる為に原爆を落とした、そんな正論を吐くアメリカ人がこの世に居る限り
ハリウッドはもっともっと、この手の映画を作り続けて欲しいと思うんです
いつか私たちが犯した罪も、
きちんと真正面から教科書で学べるようなそんな日本にする為に、
日本映画でも、どんどん作ったらいいんだと思います



