パレード | kimchoco活動寫眞 -Those were the days-

kimchoco活動寫眞 -Those were the days-

映画と本と・・・時々海保・自衛なブログです

ブログテーマをmovieかBOOKにするか迷うところですが

本日は活動写真movieで


kimchoco活動寫眞-0222
期待通り面白かったです!予告編 ←だけでも、どうぞご覧下さい


キャスト左から

小林遣都、香里奈、貫地谷しほり、藤原竜也、小出恵介


都内の2LDKマンションに暮らす男女4人の若者

それぞれが不安や焦燥感を抱えながらも、”本当の自分”を装うことで

優しく怠惰に続く共同生活。

そこに男娼をするサトルが加わり、徐々に小さな波紋が広がり始め・・・・・・。


kimchoco活動寫眞-0222
今回は珍しく原作先行で映画観ました

ディテールを知ってるだけに、セリフまで先回り出来ちゃって感情移入度数50%


原作者の吉田修一は、私にとって初めての作家です

何がはじめてかって・・・


kimchoco活動寫眞-0222
大体どんな小説でも、中盤まで読むと先が想像できるか、あるいは気になって気になって、

最後の頁を我慢出来ずチラ見してしまうのが悪い癖で


ところがこの吉田修一は、唯一チラ見が出来なかった作家です

普通の物語に起承転結があるとすれば、

この人の書くストーリーは、引き込まれながらもゆるゆると続くエピローグのようなもので、

最後の十頁、いや五頁くらいで、ガツン!と崖から突き落とされる


ラストが気になる前に、十頁先、一頁先、次の行、が気になって気になって止まらなくなる


kimchoco活動寫眞-0222
気になって気になってガンガン読み進んで行くと、『あれ?あと数頁しかないよ!?』

ってとこで、いきなりラストもの凄い衝撃が待ってるんです


kimchoco活動寫眞-0222
こんな小説どうやって映像にするんだろうと、めちゃくちゃ楽しみにしてた一本です

とは言えやっぱりちょっと 『知ってる』 だけに、中盤中だるみかな~と思っている矢先

やはりとてつもないラストにやられました


kimchoco活動寫眞-0222
さすが!

行定監督 好きなんだよね~、演出が凄く良かったです

小説は小説なりの、映画は映画なりの解釈かな・・・と思ってたんですが

観終わって、どちらにも相乗効果が出る良い作品でした


しかも!今回好きじゃない配役っちゃ配役だったんですが

小出恵介が上手い!!

彼ってこんなに演技上手かったっけか!?かなりの衝撃でした

上手くなったな~、いいな、いいよ!


演劇界では天才とか言われてる藤原君ですが、

私は映像でしか観たことがなく、彼のセリフって聞き取り難くくてあまり好きではありません

今回は小出君に食われちゃったかとも思います

そんぐらい良かった!


公式サイトのコメント欄で、あの蜷川さんも褒めてたくらいだから

今時のうんちゃらドラマ俳優ではなかったみたいです


kimchoco活動寫眞-0222
ご近所付き合いすらデリーケートな都会の生活で

共同生活を成功させる秘訣は・・・

実は極限には恐怖が潜んでいるという

思わず背中がゾクっとなるような、そんな世界を実感出きる作品です


kimchoco活動寫眞-0222
ラストもラスト、セリフもない中のあの4人の表情、

そして一言、

香里奈が言った最後の言葉に凍りつき、恐怖のまま映画館を後にしました


小説も最後の数頁でいきなり凍らせてくれたし

それまでのあの青春ストーリー的 ゆるゆるドラマはどこ行ったんだ!?


吉田修一、行定勲、万歳!


あ~面白かった

秋口公開の 『悪人』 が益々楽しみです