医者冥利

医者冥利に尽きるとか、何とか冥利に尽きるという言葉があります。

昔行った、あいだみつお展で書いてあったのですが、冥利とは、陰を照らすという意味があるそうです。
お陰さまで、～冥利に尽きます。とつづく言葉からもわかりますよね。
自分の知らないところで様々なことに助けられていることに感謝する意味もある言葉だそうです。

お陰さまという思いを持つことが大切だと思います。

僕自身、美容外科医として、患者さんに喜んで頂いた時は、、お陰様で、医者冥利に尽きる瞬間があるなと感じることがあります。
施術後、涙を流して喜ばれるような時は、こちらも胸が熱くなります。

僕は組織を運営するうえで陰の人を大事にしたいと考えています。
光が当たらないところで頑張っている人なくして組織はなり立たないからです。

中国では、陰の功労者を『最初に井戸を掘った人を大事にする。』と表現するそうです。

もし、陰の人を大切にしないで、使い捨てるようなことがあれば、自然と組織は崩壊に向かうのは自明の理だと思います。
使い捨てにされたことを組織のみんなが見ています。そうすれば、次は自分の番かもしれないとみんなが感じれば、組織のために頑張ろうという気持ちはなくなると思います。

話が脱線しましたが、今、医師として患者さんの前に立てていることに深く感謝したいと思います。
様々な人のお陰で自分が医師として働けていることに感謝。