白いフクロウと

午前3時33分が

たまらなく怖くなった・・・

そして観終わった後、絶対に深入りしたくない映画だと思った。

この作品も、「冷たい熱帯魚」同様、トラウマになりそうな映画だった。

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「THE 4TH KIND フォース・カインド」 監督・脚本:オラントゥンデ・オスサンミ、キャスト:ミラ・ジョヴォヴィッチ、ウィル・パットン、イライアス・コティーズ 2009年アメリカ映画

あらすじ、省略。アラスカ州のノームで実際に起きた事件だそうだ。

この主人公を演じたミラはすごく勇気あるというか怖い者知らずな女だと思えた。

実際の記録映画とミラ演じる主人公のタイラー博士の再現ドラマが同時に映される。

それでよりいっそうリアルに感じられ、作品に惹きこまれていく。

DVDの特典映像でのミラのインタビューによると、

実際は数多くの不思議な映像があり、体験した人々もたくさんいるのだが

この作品に、実際映像を許可してくれた人は2人だけだったそうだ。

異星人、UFOの話は昔から聞くけれど

軽はずみに話すのは、やめたくなった。

(実際私も1度だけUFOらしきものを見たことがあるのだが・・・)

これを観た今夜

私ははたして眠れるだろうか。

白いフクロウと午前3時33分が怖くなった。

こういう記録があることは真実なのかどうかわからないが

私は観るだけでそれ以上追求したくないし、深入りしたくない。


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・・・

この映画の仕掛けにまんまとひっかかった騙されやすいアホな私の素直な感想でした!チャンチャンっ。

(なんとも斬新!ヤリスギ!とも言える仕掛けだょ。)





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「冷たい熱帯魚」 監督:園子温 脚本:園子温、高橋ヨシキ キャスト:吹越満、でんでん、黒沢あすか、神楽坂恵  2010年日本映画

この作品は、1993年に実際に起こった埼玉愛犬家連続殺人事件をベースとした物語になっている。

~簡単あらすじ~社本(吹越満)は小さな熱帯魚店を営み、再婚した妻と死別した前妻の娘と3人暮らしているおとなしい中年男性。食事は冷凍食品にインスタント食品、会話もない冷めきった家族。あるとき娘がスーパーで万引きを起こす。店員が娘を警察に通報しようとしたが、そこに居合わせた村田(でんでん)という男が店員を説得し、店員は娘を許す事に。村田も同じく大きな熱帯魚店を営んでいた。人当りがよく面白く面倒見のいい村田との出会いで何かが明るく変わろうとする社本一家であったが・・・

私はこの作品を観てトラウマになりそう・・・

いや、もうすでにトラウマになってしまってるかも。

もう一度観てと言われても、もう観ることはできまい。

そんなんなのに、私はこの作品は好きです。矛盾してるかな。

きまこの好きな「エログロナンセンス」がビッシリ!詰まってる。

しかも徹底している。その徹底ぶりはさすが園 子温監督!

でもグロさが・・・いくらホラー好きな私でもちょっと・・・痛かった。辛かった。

作品観終わった後、後悔したのが、その前日に買ってきた赤いスモモのジャム。

あの赤色。ちょっといただけなかった。

そしてお肉に酢醤油をかけて食べるのが好きなんだけど・・・それもすぐにはいただけなかった。

だってこの作品を思い出してしまうんだもん。

しかしそんな否定的意見もかき消す勢いの出演者たちの演技が!素晴らしかった!!

特に村田役のでんでん、村田の妻役の黒沢あすか

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この二人はこの役を演じてる間、普通の精神状態でいられたんだろうか?と心配したくなるくらい・・・凄まじかった。

とってもナンセンスな二人だったけれど、だけどこういう人実行しないだけで考えてる人、現実にいるかもしれない。

そして、主人公の社本役の吹越満も悲壮感が漂っていてとっても良かった。

社本みたいな人間はウヨウヨいるかもしれない。

ナンセンスな内容なのに、妙にリアル感が残る作品だった。

もう一度観て!と言われても、もう二度と観ることはできまい。

トラウマになってるけど困ったことに好きな作品なのだドクロ爆弾


お前は明日を生きる。

明日を生きるやつが・・・

今日を生きるやつに殺される。

俺は今日を生きる。

それがどれほど悲惨なものか・・・ 思い知らせてやる。



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「アジョシ」 監督・脚本:イ・ジョンボム キャスト:ウォンビン キム・セロン 2010年韓国映画

~簡単あらすじ~ひっそりと孤独に質屋を営んでいるテシク(ウォンビン)。近所に住む貧しい少女ソミ(キム・セロン)は、そんなテシクを慕って質屋によく訪れていた。ある日ソミの母親は犯罪事件に関わってしまう。犯罪組織の奴らの魔の手がソミにも迫り・・・


私は気分がモヤモヤドンヨリしている時、この映画をたまたま観た。

観始めてから、暗~く悲しくせつなく残酷な映画に感じ・・・ しまったー!選択ミス!

またどんどん落ち込みそう と後悔しそうになった。

しかし、しかし・・・ テシクの哀しみ怒り、ソミのやさしさに惹きこまれ感情移入し

キレのあるアクション!グロテスクなシーン!で目が覚めて

そして何よりテシクのカッコよさに胸が高まっていく・・・

終盤はハラハラドキドキ・・・お願い!と祈る気持ちでいっぱいになった。

この映画をみて一緒にドンヨリもしてしまったけど・・・でも一変し救われた。

ここ最近の中で、久しくポロ~っと涙を流した ストレス解消の1つに「涙を流す」と言われてるが・・・

ほんと、自分のモヤモヤドンヨリもどっか行ってしまった。

闇の中に1点でも光があるだけで救われる・・・そんな気持ちになれた映画だった。

そしてなによりウォンビンがこんなに素晴らしい役者だと初めて気付かされた こんなにカッコいい人がアジョシ(日本語訳では「オジサン」なのです)と呼ばれるなんて~!!

でも小っちゃい子の目からは当時33歳のウォンビンはオジサンなんだろうな~

アラフォー自分ももうオバサンになってしもたんだろうか~; うー他人は認めても自分じゃ認めんばいっ!!←ヤケクソむっ

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