かなりご無沙汰してましたm(_ _)m

映画自体もすっかりご無沙汰しておりました。

なのに!

我が家で・・・っつうか、私の部屋なんだけど。

ミニシアタールームをつくりつつあります!

急に思い立って

プロジェクターを購入しちゃいましたダッシュ

 

自分探しの絵と映画。

 

自分探しの絵と映画。

3万台の小ぶりな物ですが・・・これがなかなかしっかり物!ですぐ気に入りました!

一般のカメラの三脚にピッタリはまりますチョキ

PCのDVDの映像をモニターの代わりにプロジェクターで見せる形でつなげました。

 

 

自分探しの絵と映画。

白い壁にキレイに写ってくれます!

ほんと、ミニシアターになります♪

このために、2人分のソファまで購入しちゃいました汗

 

自分探しの絵と映画。

 

出費がかさんじゃったけど・・・ずっと前からミニシアターにしたかったの!

ムードも大切複数ハート


映画の喫茶店
「鬼婆」 監督・脚本・美術・・・新藤兼人  音楽・・・林光   キャスト・・・乙羽信子 吉村実子 佐藤慶


~簡単あらすじ~

南北朝時代の末期、すすき野原の中で生活している姑(乙羽信子)と嫁(吉村実子)がいた。彼女たちは、近くを通った敗戦した侍を殺し、身につけている物を剥ぎとりそれらを売って、食べ物と換えて飢えをしのいでいた。そんな中、八(佐藤慶)という若い男が戦から逃げ帰ってきて・・・





これが、1964年の映画だって?ウソでしょう~!!


だって全然古くささ感じないんだもんシラー





そりゃぁ~白黒映画だし・・・





CGとか使ってないよ~





でも何でそう斬新に思えるんだろう・・・??





戦時中、荒廃し物もなく貧しい田舎で過ごす姑と嫁。





生きるため、狩りをし、食べて、寝て・・・の生活。





そんな中年女と若い女の間に若い男が入り込んできた。





物語はシンプルに進んでいく。





そう。予想はつくよ・・・ネ??





食欲が満たされたら・・・その次の欲!肉欲!性欲!





人間の肉欲性欲がもう・・・素直すぎる位赤裸々に描かれている。





いくら赤裸々だからって・・・ポルノとかピンク映画のようにではなくて・・・





緊張感あふれるホラー仕立てで描かれているのだ!





話だけでなく、出演者も光っていたひらめき電球





映画の喫茶店





清純な顔立ちの乙羽信子の醜態をさらけ出した演技。






映画の喫茶店



裸になるとよりいっそう美しく絵になる吉村実子という女優。




「八、はよはよ。」と言うシーンがタマランっ!





そしてそのシーンそのシーンにぴったり合うキレのあるテンポの良い音楽も良かった!




他にも・・・大木、穴、ススキ野原等・・・自然をフルに使って映画全体を面白く表現している。





特にススキ野原が良かった・・・険しさもあり叙情的でせつなくもあった得意げ




この映画が私にとって、えらく斬新に見てとれたのは、人間という生き物がすごくイキイキと描かれていたからかも。





私が生きている今、物が溢れ、情報が溢れ、趣味・レジャーも増え、常識社会に囚われてるからだろうか??




私自身、人間の根本の「欲」ってもんが本当に鈍っている気がする。ハングリー精神がなくなってきているガーン




極限状態になるとやっぱり人間、こうなるよね!って頭じゃわかってるけど、目の当たりにしたのを見るとすごく斬新に面白く感じてしまう。






そんな事感じてしまう自分が人間らしさを失いつつあるようで怖いあせる





しかし目の覚めるパンチのきいた、人間らしいキラキラ・・・じゃないギラギラした映画だった爆弾





ショッキングな映画だったけど元気が出たドクロ





「鬼婆」の作品の脚本を書き、監督し、美術も担当されたという、新藤兼人監督が、今年の5月に亡くなられました。100歳でした。





この方の作品はギラギラした人間作品が他にもたくさんありそう。もっと観てみたい!!





この「鬼婆」は、海外でもカルト的人気があるそうです。





ミュージシャンのビョークも大好きだとか・・・。




ひとあし先に、7/21から公開される「おおかみこどもの雨と雪」の試写会へ行った。



映画の喫茶店

「おおかみこどもの雨と雪」 監督:細田守  脚本:細田守、奥寺佐渡子  原作:細田守

~簡単あらすじ~ 大学に通う花-はな-(主人公)は、大学の講義で見かけた青年に恋をした。その青年、普段は人間の姿をしているが、実は”おおかみおとこ”であった。しかし花はそんな青年を受け入れ、愛し合い、子供を二人授かる事に・・・

ひねくれ者の私は、家族愛とか、人間愛とか、そういった映画、特にアニメはなるだけ避けて観てしまう傾向があるんだけど。

試写会が当たった友人のお誘いを受け、内心しぶしぶ観に行った(苦笑)

そんな気持ちで行ったけれど

最初の場面からスーっと見入ってしまった!

絵が・・・映像が・・・音楽が・・・テンポが・・・なんとも優しい。美しい。心地よい星

そしてこれから、人間とおおかみおとこ、そして子供たちはどうなっていくのだろうと先行きの見えない不安、見守る気持ちを抱えながら・・・

すっかり映画の世界にのめり込んでいた。

この先の話は、多少ネタバレしてしまうかもしれないので観ていない方は注意して下さいドクロ

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人間だったら理解できる、とてもシンプルな話なのに・・・

忘れてしまいそうな人間らしい生き方を再び、とってもわかりやすく教えてくれたような映画だった。

私の座席の周辺は、親子で観に来ている人たちでいっぱいだった。

私の隣のお母さんは時々涙を流していた。そのお母さんの子供は、前に乗り出して真剣に観ていた

子供にも大人にも退屈させない面白おかしくわかりやすい映画なんだな~と感じた。

「命を育てる」「共生する」「成長する」「自立する」

その大変さ、その素晴らしさを映画を通して感じられた

私に子供がいたら、きっと一緒に観たい映画だ!

数少ないセリフだったけれど。

心に残るフレーズがあった。

~自分の世界を見つけたんだ。もう大人だ。~

常識や世間体を気にするな。

人間みな同じじゃなくてもいいんだよ。

本当の自分を探して

自分らしく生きる道を探して探して

そして見つけて、歩いていけば・・・それでいいんだ。

最後にはそんな気持ちになった。

とてもいい映画に出会えた、ありがとうラブラブ