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きましゅん

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映画「生きてるだけで、愛。」を観た。

 

 

とっても繊細な映画だった。

 

普通に生きていくことも、なんだかんだ簡単ではないよな、人生。

 

いろんなこと上手くいっている人が、そうじゃない人より偉いのか、素晴らしいのかっていうとそうじゃないはずだ。

 

何度も同じ過ち繰り返して、何度も自分のこと嫌いになりながらも、それでも歯を食いしばって生きてる人だって、というよりそういう人こそ愛おしい。

 

主人公の寧子は普通の生活もままならないぐらいの女の子で、とても危なっかしい行動もとる子だけど、その内面はとっても繊細で、正直過ぎる子だ。

 

でもみんな隠しているだけで寧子のような感情って誰もが持っているはずだ。

 

メンヘラだなんて自分とは違う人間だと淘汰する若者ばかりな世の中かもだけど、それは絶対おかしいし冷た過ぎると思う。

 

だから津奈木という人は寧子にとって本当に大きな存在だと思う。

 

どうしようもなく不器用で、不安定で、何度も困らせられても、それでも見捨てないで、ずっとそばにいてあげる津奈木がただただすごいなと観ていてずっと思っていた。

 

自分はなんて心の狭い人間なのだろう…

 

津奈木のような人になりたいとしみじみ思った。

 

他人の苦しみをほんとに分かろうとするのは、自分もとても苦しいものだ。

 

誰だって困っている人がいたら助けたいけど、自分にすごく負担がかかるのならしない。

 

それは他人だから仕方ないし、誰もが、“親の子供への愛情”みたいなものを持って他人と接するのは無理だと思う。

 

でも、少しでも分かろうとする気持ちは誰でも持てると思う。

 

面倒な人には全てシャッターおろして、関わらないでおこうとか、可哀想なやつとかって遠ざけるような人にはならないようにしたい。

 

誰もが愛されるべき存在なんだから。

 

“生きてるだけで、愛。”

 

とっても深いタイトルだ。