シャウエン2 - 秘密の隠れ家 | 旅人日記

シャウエン2 - 秘密の隠れ家

Chaouen1 今日もいい天気だ。
モロッコに入ってから連日好天に恵まれている。
タカハシさんが泊まっていた宿の方が居心地がよさそうだったのでそちらに移動してから、シャウエンの町を写真を撮りながらぷらぷらと見てまわる。

シャウエンは北部モロッコのリフ山脈の山間にある小さな町。
町の名前はアラビア語で「角」を表わす言葉らしい。
その名の通り、近くには二つの峰が角のようにそびえている。


Chaouen2 この町は15世紀に作られて以来、長い間聖域として異教徒に閉ざされていたという。
そのせいかだろうか、町にはどことなく独特な雰囲気が漂っている。
街並みはこれまた迷路のように細い裏路地が入り組んでいるのだが、白を基調とした家壁が淡青色の染料で塗られている。
なんとも童話的世界の街並みで、どちらかというと女の子が喜びそうな感じなのだが、俺自身もとっても気に入ってしまった。

冬場だからかもしれないが、観光客はそれほど多くない。
土産物屋や絨毯屋の客引き攻撃もタンジェやティトゥアンに比べればさほどでもない。
静かで落ち着いたいい町である。
とっておきの隠れ家にしたい、そんな場所だ。
いつ世界遺産に登録されてもおかしくないくらいの所だけれど、こいつはできれば登録してほしくないなぁ。
この静かな雰囲気をいつまでも保ってもらいたいものである。
これを読んでいる方、他の人にはできるだけ秘密にしておいてくださいねー^^

Chaouen3 ぷらぷらと裏路地を歩きながら、町を見下ろす小高い丘の上までやってきた。
丘の上では女の子たちがわらべ歌を歌いながら無邪気に遊んでいる。
カメラを向けるとにっこり微笑んでくれた。

人の写真も中南米と比べるとかなり撮りやすくて嬉しい。
カメラをぶら下げて歩いているとこっちから頼まなくても撮ってくれっていう人も多いもんなぁ。
うーん、ますますこの国が好きになってきたぞ♪